野菜ジュース vs 野菜スムージー:どっちが健康にいい?違いと選び方を徹底解説!
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野菜ジュースやスムージーは、水分補給を助けるだけでなく、どちらも野菜を手軽に摂取できる方法として人気があります。今回は、野菜ジュース・スムージーの特徴を徹底比較&解説していきます🧐
野菜ジュースと野菜スムージーの違い
野菜ジュースは、野菜の汁を抽出して固形部分(繊維質)を取り除いた飲み物です。一方、野菜スムージーは、野菜を丸ごとミキサーにかけて作るため、繊維質もそのまま摂取できます。
繊維質は、消化を遅らせることで血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感を持続させる効果があります。また、腸内環境を整え、便秘の予防にも役立ちます。一方、野菜ジュースは繊維質が取り除かれているため、これらの効果は期待しにくいのですが、繊維質が少ない分、ビタミンやミネラルなどの栄養素が速やかに吸収される利点があります。
市販品の選び方
市販の野菜ジュースやスムージーを選ぶ際は、添加物や砂糖の有無、使用されている野菜の種類などを確認することが大切です。特に、砂糖が多く含まれている製品は、カロリー過多や血糖値の急上昇を招く可能性があります。また、保存料や人工的な添加物が含まれていない、自然な製品を選ぶのがベターです。
フラボノイド系スムージーにバナナはNG?
野菜スムージーに甘さや飲みやすさをプラスするためバナナを加えるのは、よくありますよね。でもちょっと待って!
2023年カリフォルニア大学の研究者らが発表した実験によると、バナナ入りスムージーを飲んだ後、体内のフラボノイドのレベルが大幅に低下することがわかりました。フラボノイドは植物、ワイン、ダークチョコレートに自然に含まれる色素で、体内で抗酸化物質として作用し、細胞の老化を防ぐのに役立ちます。 しかしバナナは、フラボノイドを分解して果物を褐色にする酵素であるポリフェノールオキシダーゼ(PPO)を豊富に含むため、ほうれん草やベリー類、ブドウなどがメインのスムージーでフラボノイドを摂取したい場合は、バナナを加えるのはやめた方がいいかもしれません。
試してみて!野菜ジュース&スムージーレシピ
ファッション雑誌「ELLE」の本場フランス版で紹介された、ちょっとオシャレな野菜ジュースとスムージーのレシピをご紹介します。ぜひ試してみてくださいね♪
(※材料の分量は1人分です。)
🍹セロリ、フェンネル、ほうれん草、リンゴのデトックスジュース
フェンネルジュースは月経障害を軽減し、
心臓血管疾患を予防するのに役立ちます。
消化作用があるため、胃痛や膨満感の緩和に効果的です。
材料
セロリ2本、フェンネル1/2個、ほうれん草12枚、
リンゴ2 個、ミントの葉2枝分、レモン1個、生姜1cm
🍹ポテト、バニラ、青リンゴのスムージー
ジャガイモを使うなんてちょっと驚きですね。
ジャガイモは神経系の正常な機能に必要なカリウムを豊富に
含むでんぷん質の野菜です。
調理して冷ましたジャガイモにはレジスタントスターチと
呼ばれるデンプンが含まれているため、
腸の健康が促進されます。
材料
ジャガイモ80g、グラニースミスリンゴ1/2個、
アーモンドミルク170cc、バニラビーンズ3cmほど、
はちみつ15g、アーモンドスライス 少々、氷
ジャガイモとリンゴ(半量)はさいの目に切り、アーモンドミルク(半量)、バニラビーンズと共に小鍋で25分ほど煮ます。その後はちみつと残りのミルクを混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やします。飲む時に残しておいたリンゴとアーモンドスライスをトッピングして出来上がりです。
出典:ELLE à Table
野菜ジュースと野菜スムージー、それぞれに異なるメリットがあるので、自分の目的やライフスタイルに合わせて、最適な選択するのが良さそうですね。
毎日の食生活に上手に取り入れて、美味しく楽しく、健康的な体づくりをサポートしていきましょう!