忙しい人におすすめ!野菜不足を解消する干し野菜のススメ
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切った野菜を天日干しして作る「干し野菜」は、栄養価が高く、長期保存にも向いていることから注目されています。
今回は、野菜を干すことで得られるメリットと、作り方、料理への使い方についてご紹介します。
野菜を干すメリット
栄養価がアップ✨
野菜を干すと水分が抜けて、栄養価が凝縮されます。特に以下の栄養素は干すことによりその含有量が増えるので、少量食べるだけで多くの栄養を摂取できます。
- 鉄分
- カルシウム
- 食物繊維
- ビタミンB群
- ビタミンD
- ナイアシン
旨味が凝縮される
野菜を天日干しすることによって、旨味のもとであるアスパラギン酸・グルタミン酸などのアミノ酸が濃縮されます。またアミラーゼという酵素によって糖分が作られるので、より旨味が強くなります。
長期間保存がきく
水分はカビや細菌の一因です。水分が抜けた干し野菜はそれらが増えにくいので、生の状態の野菜よりも長期間保存が可能になります。
調理時間が短い⏱️
切ってから干す干し野菜は、下ごしらえの手間がなくなるので、そのまま食材を投入するだけで調理ができるだけでなく、出汁や調味料が短時間で浸み込みやすいのもポイント!
節約💰
使いきれないからといって少量パックを買っていませんか?経済的には少量パックを買うよりも、葉野菜などは丸々買ったほうがお得です。火の通りも早いので油やガスなども節約!食べきれない分は干し野菜として保存すれば節約にもつながるのです♪また野菜を使いきることができるので「食品ロス」対策としても◎
野菜をたくさん食べられる
生野菜を食べないといけないとはわかっているけど、量が食べられない…という方も少なくないのではないでしょうか。干し野菜にすると、野菜のかさが減るのでたくさん食べられるようになります。
作り方
干し野菜におすすめの野菜💡
- 根菜類(大根、にんじん、ごぼう、れんこんなど)
- ピーマン、パプリカ(ただし、ビタミンCやビタミンAなどの栄養素が減ってしまうので、これらの栄養素を摂りたいときは生野菜からとってくださいね)
作り方
- 野菜を洗い、皮のまま薄く切る。(できるだけ厚みが同じになるように)
- 水分をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取る
- 干す(下記参照)
- 切った野菜をかごやざるに重ならないように並べる
- 日当たり、風通しの良い場所に干す(干し網を使うとホコリ、虫対策に◎)
- 夕方、室内に取り込み、翌日外で干す
おすすめの時間帯:晴れた日の10~15時🌞
干す期間:天日で5~6時間×2~4日(完干し)
野菜にシワが出て、小さくなったら乾燥完了の合図です☝️
- 平皿にクッキングシートを敷いて野菜が重ならないように並べる
- ラップをしないで、500Wで7~9分加熱(2分ずつ加熱→水分を拭くを繰り返してもOK)
- 水分が出たら拭き取る
干し野菜の保存方法
ジッパー付きバッグ、密閉容器、蓋つきの瓶に入れて保管しましょう。
【保管期間】
- 半干し野菜…(冷蔵庫)3~4日、(冷凍庫)2週間~1ヶ月
- 完干し野菜…(冷蔵庫)1週間、(冷凍庫)1~3ヶ月
干し野菜の使い方
- 味噌汁…干し野菜をそのまま投入
- ドライカレー…具材に干し野菜に代えるだけ!
- 野菜炒め…フライパンに油をひいて、好きな干し野菜を強火で炒めて塩コショウで味を調えれば完成
まとめ
昔から保存食として干し野菜は重宝されてきました。長期保存ができるだけでなく、栄養価がアップしたり、節約にもつながったりとメリットがたくさんあります。最近は野菜も値上がりしているので、干し野菜を日常生活に取り入れて節約しながら健康的な生活を手に入れましょう!
寒くなる冬、お家時間を楽しく過ごす方法としても干し野菜作りに挑戦してみませんか?