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春から夏にかけて暖かくなる時期は、庭木の成長が活発になります。「気づいたら庭木の枝が隣の家まで伸びていた」「隣家から伸びてきた枝が気になる」といったお悩みも増える季節です。
庭木は植えた当初は問題なくても、年月が経つことで少しずつ枝を伸ばし、気づかないうちに敷地の境界を越えてしまうことがあります。
ニワナショナルでも、「道路や隣家に枝葉がはみ出して邪魔になってしまっている」「庭木が思った以上に成長してしまい、自分では剪定できなくなった」といったご相談をいただくことがあります。
しかし、越境した枝は「自分の敷地にあるから自由に切っていい」「隣の家の木だから自分では何もできない」と単純に判断できるものではありません。
この記事では、庭木の枝が隣家へ越境した場合、また隣家から枝が伸びてきた場合、それぞれの正しい対応方法やトラブルを防ぐポイントについて解説します。
ニワナショナルでは庭木の剪定・刈り込みのご相談承っております。

庭木の枝が隣家へ越境するとは?
越境枝とは、自宅敷地内に植えている庭木の枝や葉が、境界を越えて隣家や道路側へ伸びている状態を指します。
庭木は植えた時には問題がなくても、年月が経つにつれて枝が伸び、気づかないうちに周囲へ影響を与えていることがあります。
特に春から夏にかけては植物の成長が早く、短期間で枝葉が大きく伸びることもあるため、定期的な確認が大切です。
よくある越境トラブル
庭木の枝が越境すると、見た目の問題だけでなく、近隣とのトラブルにつながる場合があります。
よくあるケースとして、以下のようなものがあります。
- 枝や葉が隣家の敷地内に入り込んでいる
枝先だけでなく、葉や花が落ちることで、掃除の負担をかけてしまうことがあります。 - 落ち葉や果実が隣家へ落ちる
秋の落葉や果樹の実などは、量が増えると相手側の負担になる場合があります。 - 枝が外壁や屋根などに接触している
枝が擦れて建物を傷つけたり、雨樋を詰まらせたりする原因になることがあります。 - 日当たりや景観に影響する
大きく伸びた枝葉によって、隣家の日当たりが悪くなったり、圧迫感を与えたりするケースもあります。
越境枝は「少し伸びているだけ」と感じても、相手にとっては生活への影響が出ている可能性があります。
そのため、早めに状態を確認し、必要に応じて剪定などの対応を行うことが大切です。
隣家にはみ出した枝は勝手に切っていい?

before(剪定)
庭木の枝が隣家へ越境している場合、「自分で切ってもいいの?」「相手の庭木は切れないの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
越境した枝は、自分の敷地に入っているからといって自由に切れるわけではありません。まずは基本的なルールを知っておくことが大切です。
越境した枝は誰が管理する?
庭木の枝が隣家へ越境している場合は、庭木の所有者が管理・剪定を行うことが基本です。
そのため、自宅の庭木が隣家へ伸びてしまった場合は、所有者である自分が適切に管理する必要があります。
一方で、隣家の庭木が自宅側へ越境している場合でも、基本的には自分の判断で枝を切ることは避けましょう。
まずは庭木の所有者へ状況を伝え、剪定について相談することが大切です。
2023年の民法改正で変わったポイント
2023年4月の民法改正により、一定の条件を満たす場合には、越境された土地の所有者が枝を切除できるケースが定められました。
民法第233条(2023年4月改正)
越境した枝については、原則として庭木の所有者が切除します。ただし、所有者へ催告しても対応されない場合など、一定の条件を満たす場合には、越境された土地の所有者が枝を切除できることがあります。
ただし、どのような場合でも自由に枝を切ってよいというわけではありません。トラブルを避けるためにも、まずは所有者へ相談し、状況に応じて適切に対応することが大切です。
庭木の枝が越境したときの正しい対処方法
越境した枝への対応は、「自分の庭木が隣家へ伸びてしまった場合」と「隣家から枝が伸びてきた場合」で異なります。
どちらの場合も、感情的に対応するのではなく、まず状況を確認し、適切な方法で解決することが大切です。
✅ 自分の庭木が隣家へ伸びてしまった場合
自宅の庭木が隣家へ越境していることに気づいた場合は、早めに状態を確認しましょう。
まずは、
- どの枝が境界を越えているか
- 隣家へどのような影響が出ているか
- どの程度の剪定が必要か
を確認します。
越境している枝が少なく、手の届く範囲で対応できる場合は、適切な剪定で管理できるケースもあります。
ただし、剪定によって枝葉が隣家へ落ちる可能性がある場合や、敷地内へ入る必要がある場合は、事前に一言伝えておくと安心です。
また、枝が太くなっている、高い場所まで伸びている、建物や電線に近いなどの場合は、無理に自分で切ると危険です。
高木や難しい場所の剪定は、周囲への安全にも配慮できる専門業者へ依頼することをおすすめします。
✅ 隣家から枝が伸びてきた場合
隣家の庭木が自宅側へ越境している場合は、まずは庭木の所有者へ状況を伝え、相談することが大切です。
庭木の所有者が、枝が越境していることや周囲へ影響が出ていることに気づいていないケースもあります。
そのため、「枝を切ってください」と一方的に伝えるのではなく、
- どの場所に枝が入り込んでいるか
- ち葉や枝の接触など、どのような影響があるか
- 剪定について相談できるか
など、現在の状況を共有する形で伝えると、相手にも理解してもらいやすくなります。
【🌿 ワンポイント:隣家へ相談するときのコツ】
庭木の所有者は、枝が越境していることや落ち葉などの影響に気づいていない場合もあります。
そのため、最初から責めるような言い方ではなく、「ご相談」という形で伝えると、お互いに気持ちよく話し合いやすくなります。
例えば、
△ このような伝え方は避けましょう
- 「枝が邪魔なので早く切ってください。」
- 「ずっと放置されていますよね。」
〇 このような伝え方がおすすめです
- 「枝がこちらまで伸びてきているようなので、一度ご確認いただけますか?」
- 「車に当たりそうなので、ご相談させていただきました。」
- 「落ち葉が増えてきたので、お時間のあるときに見ていただけると助かります。」
相手も悪気なく気づいていないケースは少なくありません。まずは状況を共有し、お互いに配慮しながら話し合うことが、円満な解決につながります🍀
また、枝の状態によっては高所作業や専門的な剪定が必要になる場合もあります。
所有者と相談したうえで、必要に応じて剪定業者へ依頼することで、安全に対応できます。
越境した枝を放置すると起こる問題
庭木の枝は自然に伸び続けるため、越境している状態を放置すると、少しずつ周囲への影響が大きくなる可能性があります。
早めに対応することで、近隣トラブルを防ぐだけでなく、庭木自体も管理しやすい状態に保つことができます。
近隣トラブルにつながる
越境した枝は、見た目だけの問題ではなく、落ち葉や花、果実、枝の接触などによって隣家へ負担をかける場合があります。
特に、掃除の手間が増えたり、外壁や屋根などへ枝が当たったりすると、相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
庭木の所有者が気づいていないケースもあるため、早めに状態を確認し、必要に応じて相談・対応することが大切です。
庭木の所有者は気づいていないケースも少なくないため、日頃から庭全体を確認し、早めに管理することがトラブル防止につながります。
枝がさらに成長し剪定が難しくなる
庭木は時間とともに枝が太くなり、伸びた範囲も広がっていきます。
細い枝のうちであれば簡単な剪定で対応できる場合でも、太い枝や高い位置まで成長すると、作業の難易度が上がります。
また、一度に多くの枝を切る必要があると、樹木への負担も大きくなるため、定期的な剪定で適切な大きさを維持することが重要です。
台風や強風時の危険が増える
伸びすぎた枝は風を受けやすく、強風時に折れるリスクが高まります。
折れた枝が隣家の建物や車、フェンスなどに当たったり、道路へ落下したりすると、思わぬ事故につながる可能性があります。
特に大きく成長した庭木や、枯れ枝が残っている場合は、台風や強風の前に状態を確認し、必要に応じて剪定しておくことが大切です。
越境を防ぐための日頃の庭木管理
庭木の越境を防ぐためには、枝が伸びてから対応するのではなく、日頃から成長を見越した管理を行うことが大切です。
植える場所や樹木の特徴を考え、適切なタイミングでお手入れをすることで、将来的なトラブルを防ぎやすくなります。
【🌿 ワンポイント:越境しやすい庭の特徴】
次のような庭は、気づかないうちに枝が境界を越えやすくなる傾向があります。
✅ 境界線のすぐ近くに庭木を植えている
✅ 毎年の剪定をしておらず、枝が伸びたままになっている
✅ 成長が早い樹木を植えている
✅ 植えるときに将来の大きさを考えていなかった
✅ 数年間、庭木の状態を確認していない
一つでも当てはまる場合は、一度庭木全体を確認してみることをおすすめします。
早めに剪定や管理を行うことで、越境によるトラブルを未然に防ぎやすくなります。
成長に合わせて定期的に剪定する

庭木は春から夏にかけて成長が活発になり、枝葉が一気に伸びることがあります。気づかないうちに隣家や道路へ越境してしまうケースも少なくありません。
そのため、枝が大きく伸びる前に定期的に状態を確認し、必要に応じて剪定を行うことが大切です。
また、台風シーズン前には枝が伸びすぎていないか、枯れ枝が残っていないかを確認しておくことで、強風による枝折れなどのリスク軽減にもつながります。
※樹木によって適した剪定時期は異なります。強く切り戻す剪定は樹種に適した時期に行い、成長期には樹形を整える程度の軽い剪定にとどめるのがおすすめです。
植える場所を考える

庭木を植える際は、将来的な成長後の大きさを考えて植える場所を決めることが重要です。
植えた直後は小さな木でも、年月が経つと枝や根が広がり、隣家の敷地や建物へ影響を与えることがあります。
境界付近へ植える場合は、十分なスペースを確保し、成長しても周囲へ影響が出にくい配置を考えましょう。
成長後の大きさを考えて樹木を選ぶ

庭木を選ぶ際は、現在の大きさだけでなく、将来的にどの程度まで成長する樹木なのかを確認することが大切です。
例えば、自然に大きく育つ樹木を狭い場所へ植えると、頻繁な剪定が必要になったり、管理が難しくなったりする場合があります。
庭の広さや周囲との距離に合った樹木を選ぶことで、無理のない管理につながります。
施工事例のご紹介
実際にニワナショナルで行った、越境枝の剪定や庭木のお手入れの事例をご紹介します。
「どのくらい枝を切るの?」「どんな仕上がりになる?」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
📸 実際のお写真(BeforeAft)
【施工事例①】庭木の剪定・抜根・草刈りで越境対策|埼玉県上尾市
- 作業前-before-
- 作業後-after-
- 作業前-before-
- 作業後-after-
- 作業後-after-
- 作業前-before-
隣家に越境しそうになり心配されていたお客様からのご依頼で剪定・抜根・草刈など行いました。
お庭全体的にスッキリ、整いました。
【施工事例②】大きく成長したシマトネリコの剪定で越境を防止|埼玉県桶川市
- 作業前-before-
- 作業後-after-
隣の家にも枝がかかりそうだと心配されていたお客様からのご依頼で剪定を行いました。
高さのあるシマトネリコを樹高を抑えつつスッキリさせました。
まとめ
庭木の枝は、植えた当初は問題がなくても、成長することで隣家や道路へ越境してしまうことがあります。
越境した枝を放置すると、落ち葉や枝の接触などによる近隣トラブルや、強風時の枝折れなどにつながる可能性があるため、早めの確認と対応が大切です。
自分の庭木が隣家へ伸びてしまった場合は、必要に応じて剪定を行い、隣家から枝が伸びてきた場合は、まず状況を共有しながら相談することが重要です。
お互いが気持ちよく暮らすためにも、一方的に対応するのではなく、相手への配慮を持って適切に管理していきましょう。
ニワナショナルでは、越境した枝の剪定をはじめ、庭木全体のお手入れや年間を通した庭の管理にも対応しております。
「どの枝を切ればよいかわからない」「高い木で自分では作業できない」「隣家へ迷惑をかけていないか心配」といった場合は、お気軽にご相談ください。
















