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建物のデザインに合わせて、庭も「装飾」ではなく「空間」として整えたい。
芝生や和風庭園など選択肢がある中で、デザイン性・管理のしやすさに加え、さまざまな建物の雰囲気に合わせやすい点から、石を主役にしたロックガーデンが選ばれています。
ロックガーデンは表現の幅が広い庭づくりですが、中でも近年人気なのが「モダン」なロックガーデン。
植栽を詰め込みすぎず、石の質感や配置で魅せる庭は、シンプルでありながら強い存在感を放ちます。
ロックガーデンとは
ロックガーデンとは、植栽よりも「石」を主役に据えた庭のつくり方です。
花や緑で埋め尽くすのではなく、石の形・大きさ・配置によって空間を構成します。
庭づくりにおけるロックガーデンの考え方
石は経年変化が少なく、季節によって印象が大きく変わりにくいため、庭全体のデザインを長く安定して保てるのがロックガーデンの特徴です。
剪定や植え替えといった作業も最小限で済み、お手入れをシンプルに保ちやすい点も魅力といえます。
また、和風・洋風といった様式に強く寄せる必要がなく、建物や外構の雰囲気に合わせてモダン寄りに調整しやすい庭デザインであることも、ロックガーデンが選ばれる理由のひとつです。
モダンロックガーデンのデザインポイント
モダンロックガーデンは、石を使えば自動的におしゃれになる庭ではありません。
色味・形・配置の考え方によって、洗練された空間にも、雑然とした印象にもなります。
特にデザイン志向の方が満足する庭に仕上げるには、
石そのものよりも、全体のトーンや余白をどう設計するかが重要です。
ここでは、モダンなロックガーデンをつくる上で押さえておきたいデザインのポイントをご紹介します。
石の色味|トーンを揃える
モダンロックガーデンでは、グレー・黒・白系の石がよく使われます。
色味を抑えることで、庭全体が落ち着いた印象になり、建物や外構とも自然につながります。
複数の色を使う場合でも、コントラストを強くしすぎず、同系色でまとめることがポイントです。
色数を増やしすぎると、一気に雑然とした印象になってしまいます。
石の形|与えたい印象で選ぶ
- 角張った石
- 角が丸い石
- 多孔質な(穴が開いている)石
石の形も、モダンさを左右する重要な要素です。
例えば…
- 割石
角が立ったシャープな印象。
直線的な建物やモダン住宅と相性が良く、都会的で引き締まった空間に仕上がります。 - ゴロタ石
自然な丸みがあり、硬くなりすぎないバランスが特徴。
モダンさの中にやわらかさを加えたい場合に向いています。 - 溶岩石
多孔質で表情があり、無機質になりすぎないのが特徴です。
黒や濃いグレーの溶岩石は、モダンな中にも素材感を残した庭に適しています。
など、石の種類によって印象も大きく変わってきます。
建物との相性や、庭で表現したい雰囲気を軸に、どの石をどう組み合わせるかを考えることが大切です。
植栽選びの考え方|雰囲気に合わせて組み合わせる

ロックガーデンでは、植栽は「主役」ではなく、石の表情や配置を引き立てる存在として選びます。
たとえば、
🌱 洋モダンな雰囲気には、
オリーブやアオダモ、フェイジョア、ユーフォルビアやグラス類など、
シルエットが整いやすく、直線的な石と相性の良い植栽が合わせやすくなります。
🌱 和モダンの場合は、
ソヨゴやナンテン、アセビ、タマリュウなど、
石の存在感を邪魔せず、和に寄りすぎない樹種がバランスよく収まります。
シマトネリコは使いすぎると軽く見えやすいため、アクセント程度に留めるのがポイントです。
🌱 無機質・インダストリアル寄りの庭では、
溶岩石や濃色の石に合わせて、黒松(1本のみ)、ユッカ、ドラセナなどを取り入れることで、素材感を活かした力強い印象をつくることができます。
ここで挙げた植栽は、雰囲気をイメージしやすくするための一例です。
和モダン・洋モダンと分けていますが、樹種そのものに明確な境界があるわけではありません。
石の種類や配置によって印象は変わるため、庭全体のバランスやご自身の好みを軸に選ぶことが大切です。
石と植栽のバランス|配置を見ながら整える

ロックガーデンでは、先に石を配置して全体の構成を整え、その上で植栽の位置や量を調整する進め方が一般的です。
植栽は増やすことよりも、石をどう引き立てるかを意識することで、モダンロックガーデンらしい落ち着いた空間に仕上がります。
モダンロックガーデンこんな方におすすめ
- 庭の手入れをできるだけ減らしたい
- 外構と庭を一体で考えたい
- 自然を感じつつ、整った空間を楽しみたい方
1.手入れを最小限にしたい方
モダンロックガーデンは、石をベースに構成するため、剪定や植え替えの頻度を抑えやすい庭です。
季節や経年による印象の変化も少なく、石で地表を覆うことで雑草が生えにくく、長く安定した景観を保ちたい方に向いています。
また、防草シートを併用したり、成長が穏やかで管理の手間が少ない植栽を選ぶことで、日常のお手入れをさらにシンプルにすることも可能です。
2.建物・外構と統一感を出したい方
- 建物の直線的なデザインと合わせやすい
- 外構素材(コンクリート・タイル・金物)と相性が良い
- 庭だけが浮く、という状態になりにくい
外構と庭を切り分けず、住まい全体をひとつのデザインとして考えたい方に適したスタイルです。
3.自然を感じつつ、整った空間を楽しみたい方
- 植栽や装飾を増やしすぎず、すっきりとした庭にしたい
- 自然素材を取り入れながらも、生活感は抑えたい
- 流行に左右されず、長く心地よく使える庭を求めている
モダンロックガーデンは、石や植栽といった自然の要素を取り入れながら、配置やボリュームを整理することで、
洗練されたおしゃれな空間をつくることができます。
自然な風景を楽しみつつ、整った印象の庭を求める方にとって、暮らしに無理なくなじむ庭のかたちと言えるでしょう。
ロックガーデンづくりで注意したいポイント
モダンロックガーデンは、
見た目以上に下地づくりや配置バランスが重要です。
✅ 石と植栽のバランス
→ 全体を俯瞰して見ないと雑然としやすく、見る位置や距離によって完成後の印象が大きく変わることがあります。
✅ 下地・排水の処理
→ 防草シートや土壌の状態が悪いと、雑草が生えやすくなったり、排水不良による根腐れや、時間とともに景観が崩れやすくなります
施工事例|写真・概算費用あり
🌱 割栗石+植栽で洋風なお庭へ / 埼玉県さいたま市大宮区
- 作業前-before-
- 作業後-after- 割栗石と植栽でつくるドライガーデン・ロックガーデン風のナチュラル外構例
- 作業前-before-
- 作業後-after-
🌱 草木を抜いてゴロタ石を敷きお手入れが楽な庭へ / 埼玉県さいたま市西区
もとから植わっていた樹木と石の相性もばっちりです😊
ゴロタ石の下は土取り・整地を行い、防草シートを貼ってるのでお手入れも楽になります!
- 作業前-before-
- 作業後-after-
- 作業前-before-
- 作業後-after-
石の庭は「デザイン設計」が9割
モダンロックガーデンは、石や植栽そのものよりも、全体をどう構成し、どう見せるかで印象が大きく変わる庭です。
色味や形、配置バランスを整理することで、シンプルでも洗練された空間に仕上がります。
一方で、見た目を支える土台として、下地づくりや土壌・排水の状態も欠かせません。
どれだけデザインを整えても、土台が不安定では、長く美しい状態を保つことが難しくなります。
デザインと土台の両方を考えた設計が、後悔の少ないロックガーデンづくりにつながります。
ニワナショナルのロックガーデンづくり
ニワナショナルでは、建物や外構とのつながりを意識したモダンロックガーデンの設計・施工を行っています。
石の配置や植栽のバランスはもちろん、下地や排水といった見えない部分まで含めて、庭全体をトータルで考えることを大切にしています。
まずはイメージを整理するところから
「ロックガーデンが気になるけれど、自分の家に合うか分からない」
「どんな石や植栽が合うのか迷っている」

そんな段階でも問題ありません。
庭の規模や暮らし方を踏まえながら、無理のない形でのご提案が可能です。
モダンロックガーデンをご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。





















