アンチエイジングも期待できる!冬に食べたいかぼちゃの秘密
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皆さんはかぼちゃ料理の中で何が好きですか?
煮物、天ぷら、スープ、サラダ…など色々な料理に使われていますね。
ハロウィンシーズンには多くのかぼちゃの飾り(ジャックオーランタン)として目にする機会も多いのではないでしょうか?
秋の味覚の代表ともいえるかぼちゃですが、免疫力アップなどの効果も期待できるので寒い冬には積極的に摂取したい野菜です。また抗酸化作用を持つ栄養素が多く含まれているので、アンチエイジングに興味のある方には特におすすめです。
他にも健康に嬉しい栄養素が含まれているので、今回はかぼちゃについてご紹介していきたいと思います🎃
かぼちゃの歴史
かぼちゃの原産地はアメリカ大陸。メキシコにある洞窟では、紀元前数千年前の地層から種が発見されています。コロンブスによってヨーロッパにもたらされ、世界中に広がっていきました。日本には16世紀にポルトガル人によって伝えられました。
かぼちゃは大きく3種類に分類されます。
日本かぼちゃ
ねっとりした食感で、水分が多め、甘味が少ないのが特徴です。煮崩れしにくいため、煮物におすすめ。
西洋かぼちゃ
日本で一般的に流通しているのが西洋かぼちゃです。ホクホクとした食感で甘みがあり、多くの料理に使われています。
ペポかぼちゃ
ペポかぼちゃはヨーロッパで多く使われる品種で、茹でると中がそうめん状にほぐれる「金糸瓜」や「ズッキーニ」などが挙げられます。またハロウィンのジャックオーランタンに使われる「おばけかぼちゃ」もペポかぼちゃに含まれます🎃
かぼちゃの栄養素
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- 食物繊維
- β―カロテン
- カリウム
β―カロテン
必要に応じて、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAの大きな働きは、粘膜を丈夫にすること。目、皮膚、粘膜などの健康を保つのに欠かせない栄養素のひとつです。また抗酸化作用を持つため、免疫機能を高め、風邪予防にも効果が期待されます。
健康効果
- アンチエイジング
- 免疫力アップ
- 肌の健康
- むくみ解消
- 便秘改善
アンチエイジング
ビタミンA、C、Eは抗酸化作用を持ちます。特にビタミンEはその作用が強く「若返りビタミン」と呼ばれるほど✨
老化の原因である「活性酸素」は、ストレス・紫外線・飲酒などによって増えるとされています。ストレスが多い方、喫煙・飲酒習慣がある方は積極的に摂取しましょう。また紫外線が気になる季節にも◎
ビタミンA、Eは油と一緒に摂ることで摂取率が高まるので、油で炒めるなど油を使った料理にするのがおすすめ👍
免疫力アップ
ビタミンA、C、Eは免疫に関係します。必要量を摂取することで、免疫システムの働きをサポートしてくれます。
ビタミンA…ウイルスや細菌の侵入を防ぎ、粘膜の乾燥を防ぐ
ビタミンC…細菌から体を守る白血球の機能を高める
ビタミンA・C・E…抗酸化作用があり、免疫力低下の一因である活性酸素を取り除く
肌の健康
ビタミンAは皮膚を乾燥から守ってくれます。またビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。かぼちゃに含まれるビタミンCは、なんとバナナの約2.7倍、りんごの約11倍も多いとされています!
むくみ解消
カリウムは体内の余分な塩分と水分を排出してくれる働きがあるため、むくみの改善も期待できます。かぼちゃのカリウム含有量は、野菜・果物の中でもトップクラス👑ただし、カリウムは水に溶けやすい性質なので、スープなど煮汁ごといただくようにしましょう🍲
便秘改善
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。かぼちゃの皮にも食物繊維が含まれているので、せっかくなら皮ごといただきましょう。
かぼちゃの皮も食べよう
かぼちゃの皮には、果肉の部分よりも多くβ―カロテン(ビタミンA)が含まれています。すでにお伝えしたように、ビタミンAは免疫や皮膚の健康に欠かせない栄養素なので、ビタミンAをしっかり摂取したい場合は皮ごと食べられるサラダなどがおすすめです。
注意点
糖質の摂りすぎに注意
かぼちゃは糖質が豊富です。ビタミン類が豊富に含まれているからといって、食べすぎると肥満の原因にも💦
一般的には生のかぼちゃで1日100~120g程度(4㎝角に切ったものなら3つ程度)といわれています。糖尿病の方など糖質の量が決まっている方は専門医に相談してください。
アレルギー
かぼちゃはアレルギーを引き起こす可能性のある野菜のひとつです。気になる方は医師に相談を。
まとめ
今回はかぼちゃの栄養と健康効果についてお伝えしました。
抗酸化作用を持つビタミン類が豊富なので、アンチエイジングが気になる方には特におすすめの食材です。他にも目や皮膚の健康、風邪予防、便秘解消など嬉しい効果がたくさん。摂りすぎには注意して、色々な料理でいただきましょう🍴