目の疲れが気になる方におすすめ!にんじんの魅力
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最近目が疲れている…
と感じている人も少なくないのではないでしょうか?
デスクワーク、スマホで動画視聴やゲーム…現代生活においてデジタル機器を見る機会は多く、目の疲労や眼精疲労を訴える方も増加しています。
(目の疲れについてはこちら、眼精疲労についてはこちらで以前ご紹介しています)
目の疲れを感じている方におすすめの野菜が「にんじん」です。にんじんにはβ-カロテンという目の健康に欠かせない栄養が含まれているだけでなく、他にも健康に良いとされる栄養が豊富な野菜です。
年間通して手に入れることができる野菜なので、目の疲れにお悩みの方はにんじんを食生活に取り入れてみましょう。
今回は、にんじんの歴史、にんじんに含まれる栄養素と健康効果などについて深掘りしたいと思います🔍
にんじんの歴史
にんじんはアフガニスタンが原産といわれています。13世紀に入ると、ヨーロッパと、インドを経て中国へと広がっていきました。日本には江戸時代後期にヨーロッパから伝わったものと、ヨーロッパのものがアメリカを通じて伝わったものがあります。現在日本で販売されている多くはヨーロッパの由来のにんじんです。中国から伝わった東洋系のにんじんはカラフルな細長いのが特徴です。関西で出回っている「金時にんじん」がその代表です。
にんじんの栄養素
- β―カロテン
- 食物繊維
- ビタミンC
- カリウム
- 葉酸
β―カロテン
皮膚や粘膜の健康維持に欠かせない栄養素であるβ―カロテンを多く含む野菜の代表がにんじんです。β―カロテンは目の粘膜を健康な状態に保ち、視力の低下を防止する働きがあります。そのため目の不調を感じている方は積極的に摂取しましょう。また肌のターンオーバーを促進させるので、肌トラブルの改善にも◎さらに動脈硬化の予防、免疫力アップ、アンチエイジングにも効果があるとされています✨
β―カロテンは体内ビタミンAが不足しているときのみビタミンAに変換されるので、摂りすぎの心配もありません。(過剰分は排出されます)
食物繊維
便秘解消に欠かせない食物繊維。食物繊維といっても水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられます。にんじんに含まれるのは「不溶性食物繊維」で、腸の中で水分を吸って膨らみ、便の量を増やすことで腸の動きを促し、腸内環境を整えることが期待されます。
また食物繊維は脂質・糖・塩分を吸着して体の外に排出する働きがあるので、ダイエット、肥満・糖尿病の予防や改善にも効果があるとされています。
ビタミンC
コラーゲンの生成や美白に効果があるとされています。人間は体内でビタミンCを作ることはできないので、食べ物から摂取する必要があります。
またビタミンCは免疫力を向上させる効果もあるため、風邪予防としても効果的といえるでしょう。
カリウム
むくみ改善に効果が期待される栄養素です。カリウムには利尿作用があるため、体内の余分な水分や塩分を体の外に排出してくれます。
葉酸
葉酸はビタミンB群のひとつです。血のもとである赤血球の形成をサポートするので、貧血の予防や改善が期待できます。
栄養を逃さない食べ方~皮も食べる!~
β―カロテンやビタミンCは皮の近くにあるので、効率よく栄養を摂取するためにも皮つきのまま調理するのがおすすめです。
生で食べる
以下の栄養は加熱に弱いので、生で食べることをおすすめします。
- ビタミンC
- ビタミンB群
- カリウム
例)すりおろして
- ジュース
- ドレッシング
など
加熱して食べる
にんじんから特に摂取したい栄養素であるβ―カロテンを摂取したいときは加熱調理がおすすめ!特に油で炒めると体内への吸収率がアップするので、油で調理していただきましょう。
例)
- きんぴらごぼう
- 豚汁
など
保存方法
冷蔵…新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室に立てて保存
冷凍…薄くスライスして、保存袋に入れる
まとめ
今回はにんじんに含まれる栄養素と健康効果についてお伝えしてきました。
にんじんには多くの栄養素が含まれていますが、熱に弱いものと加熱したほうがいいものが含まれています。摂取したい栄養素に合わせて調理方法を変えましょう。
目の疲れにお悩みのかたは、加熱して食べるということを意識してくださいね!毎日の生活ににんじんを取り入れて、目の健康、全身の健康を守りましょう!