省管理型高麗芝 TM9(ティーエムナイン)とは?デメリットはあるの?
公開日 2019/04/18
更新日
改良品種の高麗芝である、TM9(ティーエムナイン)をご存じですか?
TM9とは、トヨタ自動車㈱が開発した省管理型の高麗芝(コウライシバ)で、在来品種より草丈が伸びづらいので、芝刈りの頻度が一般の高麗芝品種の半分以下でも緑の美しい状態を維持できる、お手入れが簡単な芝生なのです!
一般の天然芝は、特に夏場はよく伸びます。
美しい状態を維持しようとしたら、毎週のように芝刈りをしなくてはいけませんが、TM9の場合は年1~2回程度の管理で美しい状態を維持できる、夢のような天然芝です♪
そんなTM9にデメリットはあるのでしょうか?
今回はそのTM9のデメリットについてお伝えいたします。
TM9のデメリット
1.値段が高い
まず、TM9は値段が高いです。
芝だけを買っても、高麗芝と比べると3倍程度の価格差となります。
ちなみに、ニワナショナルでの施工料金差はこちら。
TM9張り ¥3,850〜 / 1㎡=約0.3坪
高麗芝張り ¥2,200〜 / 1㎡=約0.3坪
※整地が必要な場合は別途整地代を頂戴します
当社で施工の場合も、単純計算で倍の価格差があります。
高麗芝は、ホームセンターなど1束(約1㎡)で500円程度の価格で売られていることも多いのですが、TM9は、ホームセンターで売られていないことも多く、専門業者から購入すると送料なども含まれるため、3倍程度の価格差になることも多いです。
2.個人で大量に仕入れることが難しい
TM9は、近年人気が出ていて、需要も高まっているため、最近ホームセンターなどでも並ぶようになってきました。
ただ、取扱数はあまり多くなく、個人でTM9をたくさん仕入れることは難しいのが現状です。
注文から仕入れまで時間がかかっていることも多く、TM9の根が張るために大事な「新鮮さ」も懸念されます。
近くのホームセンターに取扱いがない場合、通販を利用されることも可能です。
ただし、送料は別になっているところがほとんどなので、割高になります。
3.芝刈りの回数が少ないので、芝刈りの“さぼり癖”がついてしまう
TM9は高麗芝など他の芝生に比べて、芝の伸びがゆっくりです。
まだ芝刈りしなくていいかと、放置してしまって、芝刈りのさぼり癖がついてしまうことも……。
しかし、まったくTM9の芝刈りをしないのはいけません!
きちんと年数回はお手入れしましょう。
TM9の穂は必ず刈り取るようにしましょう!
TM9は春(大体4月~6月)と気候により秋に茶紫の色をした穂が出てきます。
この穂は必ず刈り取る必要があります。
TM9は「芝が伸びにくいように、お手入れがしやすいように」と改良された芝生の品種です。
茶紫色の穂から落ちる種には、ごくごくまれに改良前の芝の種が混ざる事がある(先祖がえり)のです。
「改良前の芝=よく伸びる芝」ですので、この種を落とさないように穂がでたら必ず刈り取りましょう。
▼ある程度広さのあるお庭には電動の芝刈り機がおすすめです。
▼刈りにくい際の部分はハンディタイプがおすすめ
まとめ:長い目で見ればコスパが良い!
TM9のデメリットについて、ご紹介をしてきました。
TM9は、一般的な高麗芝の2倍ほどのお値段にはなりますが、夏場の暑い中、毎週のように芝刈りをする労力を考えたら、長い目でみればコストパフォーマンスはよいです!
手軽に「緑の美しい芝生のお庭」を維持したい方はぜひTM9(ティーエムナイン)での芝張りをご検討されてみてくださいね。
当社では質の良い新鮮なTM9を生産農家から、直接買い付け、施工しています。
芝張りの前日または作業当日に刈り取ったばかりの新鮮な芝生(TM9)を施工しますので、芝生が根付きやすいです💪
TM9の芝張りや芝刈りなど、ご自身で難しいところがありましたら、ぜひお気軽にお見積もり・ご相談ください。
※TM9、高麗芝の芝シートのみの販売も始めました。(1束1㎡1,500円 配送料別途)
お庭の専門店ニワナショナルは芝生に関する依頼を受け付けています。
高麗芝、TM9の芝張りから芝刈り・芝剥がしなど幅広く対応しています。
埼玉・東京(一部地域を除く)はお見積り無料なのでお気軽にお問い合わせください。