オリーブについて
公開日 2015/02/04
更新日
オリーブの品種
[小豆島の主要品種]
ミッション、マンザニロ、ネバディロ ブランコ、ルッカ
[スペインの主要品種]
ピクアル、オヒブランカ、アルベキナ、コルニカブラ、マンザニリャ、ゴルダル
[イタリアの主要品種]
フラントイオ、モロイオロ、レッチーノ、コラティーナ、アスコラーナ テレナ
オリーブはモクセイ科の常緑高木で果実がオリーブオイルやピクルスを作る時に利用されている。
地中海地方が原産とされ葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている。
多くの品種は自家受粉ができない。DNAが同一の花粉には反応せず実をつけないことが多い。この為オリーブは違う品種を二本以上隣接して植えた方がよいとされる。
日本での栽培は香川県小豆島で1910年頃初めて成功した。現在は香川県、岡山県、兵庫県、九州などで栽培されている。
オリーブの樹は(太陽の樹)と呼ばれ、オリーブは豊穣、富、勝利の象徴とされ、オリーブの枝は鳩とともに平和の象徴とされる。
4月頃から先端が青虫に食害されることが多い。他にもゾウムシによる被害もある。これを防ぐためスミチオン乳剤の50倍希釈液を幹にだけ塗布する樹幹散布が行われる。
-剪定の適期-
株が成長を止めている2月頃が適期だが余計な枝を見つけたらその都度切り落とす。間引き剪定で伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝を根元から切り落とす。混みあっている部分の枝も切り落とす。そうすることで風通しが良くなって樹の内部まで充分日が射すようになる。
オリーブは本年伸びた枝に翌年花をつけるので、全体の枝先をバッサリ落とすように刈り込むと花、実付きに影響するので注意する。
生垣のようにきれいな形にするには向いていない樹木だ。
-植える時期、場所-
3、4月に植え付け適期で場所は1年を通してよく日光に当たってて南向きの場所。
霜や凍結に非常に弱いので北海道、東北、甲信越では地植えで栽培することは難しい。
-移植時期-
適期は3、4月か9、10月。
-実をつけるには-
前にも書いたが種類の違う品種を二本以上隣接して植える。
-管理の注意点-
一年中日光に当てる。
やや乾燥気味の環境を選ぶ。
冬の寒さ(凍らない寒さ)にさらされて花芽ができるメカニズムなので鉢植えの場合も外で管理する。乾燥を好むからといって冬でも水切れさせないようにちゃんと水を与える。
肥料は植え付けるさいにあらかじめ油かすを土に混ぜこんでおき、追肥は3月と6月、9~10月の年3回油かすを株元に与える。
by.ニワナショナルガーデナー柿倉
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