
庭の雑草対策として、防草シートを検討する方は多いでしょう。
ただし、防草シートは雑草を抑える効果は高い一方で、単体では見た目や使い勝手に不満が出やすいという面もあります。
そこで選ばれているのが、防草シートの上に別の素材を組み合わせる施工方法です。
この記事では、防草シート単体では足りない理由と、砂利・人工芝・グランドカバーそれぞれの特徴や向き不向きを分かりやすく解説します。
雑草対策全体の考え方や、他の方法も知りたい方は、
☛雑草対策の完全ガイド|庭の草取り・草刈り・除草方法をわかりやすく解説も参考にしてください。
防草シートだけじゃ物足りない?組み合わせ施工のススメ
防草シートは雑草対策に優れていますが、単体では庭としての快適さや見た目の満足度を十分に補えません。
そこで人気なのが、砂利や人工芝、グランドカバーなどを組み合わせた施工です。
本章では、組み合わせ施工の効果や、向いている庭・向いていない庭を説明します。
防草シート単体の限界

劣化してしまった防草シート
防草シートの役割は、光を遮断して、雑草の発生を抑えることです。
この点だけを見ると、防草シートはとても優秀な資材と言えます。
ただし、単体で敷いた場合、次のような不満が出やすくなります。
- 黒や茶色のシートが露出し、見た目が気になる
- 紫外線や風雨で劣化しやすい
- 人が歩く場所には向かない
- 端や固定ピン部分がめくれやすい
つまり、防草効果はあっても、「庭として使う」には不十分なんです。
この弱点を補うために、防草シートの上に別の素材を組み合わせる施工が選ばれています。
組み合わせ施工で何が変わる?(見た目・耐久性・使いやすさ)

before(防草シートのみ)

after(砂利を敷いた状態)
防草シートの上に何かを敷く最大の目的は、防草効果を保ったまま、庭としての快適さを高めることです。
例えば、
- 砂利を敷けば、見た目が整い、シートの劣化も抑えられる
- 人工芝を敷けば、緑のある庭を維持しつつ手入れの手間を減らせる
- グランドカバーを組み合わせれば、自然な景観を楽しめる
このように、上に敷く素材によって、庭の印象・使い方・管理のしやすさが大きく変わります。
防草シートはあくまで「下地」。
その上に何を選ぶかが、満足度を左右する重要なポイントになります。
防草シートは、敷き方ひとつで効果に大きな差が出ます。正しい施工手順については、
☛初心者でもできる防草シートの敷き方|DIY手順・時期・注意点までで詳しく解説しています。
組み合わせ施工が向いている庭・向いていない庭
組み合わせ施工は万能ではありません。お庭の使い方や状況によって、向き・不向きがあります。
向いている庭の例
- 雑草対策を長期間しっかり行いたい
- 見た目もある程度重視したい
- 草取りや管理の手間を減らしたい
- 人が歩く、使うスペースがある
向いていない庭の例
- 一時的な雑草対策だけを考えている
- できるだけ初期費用を抑えたい
- 将来的に土に戻す予定がある
また、一口に「組み合わせ施工」といっても、組み合わせはいくつかあります。
次の章では、砂利・人工芝・グランドカバーという代表的な3つの組み合わせを取り上げて、それぞれの特徴・メリット・注意点を比較していきますね。
防草シート×砂利の特徴・メリットと注意点

防草シートと砂利の組み合わせは、最も定番で採用例の多い施工方法です。
防草効果・費用・施工のしやすさのバランスがいいので、DIYから業者施工まで幅広く使われています👍
防草シート×砂利の基本構造
防草シート×砂利は、次のような構造が一般的です。
地面
↓
整地・転圧
↓
防草シート
↓
砂利
防草シートで雑草の発生を抑え、その上に砂利を敷くことで、シートの劣化防止と見た目の改善を同時に行います。
砂利は重さがあるため、シートを押さえる役割も果たし、風によるめくれを防ぐ効果もあります。
ニワナショナルでは、さまざまな種類の砂利を取り扱っております。お庭の雰囲気や目的に合わせて砂利の種類をお選びいただけます。
☛庭に砂利を敷くなら|お庭の専門店ニワナショナル
メリット|防草効果・コスパ・施工しやすさ
防草シート×砂利の主なメリットは次の通りです。
- 雑草が生えにくく、防草効果が安定している
- 他の組み合わせに比べて、費用を抑えやすい
- 施工方法が比較的シンプルなので、DIYしやすい
- 砂利の種類を選べばデザインの幅もある
特に、防草シート単体に比べて紫外線による劣化が起こりにくく、耐久性が向上する点は大きなメリットです🌞
「とにかく雑草対策を優先したい」「コスパ重視」という方に選ばれやすい組み合わせです。
デメリット|沈み・散らばり・音・見た目
一方で、砂利ならではのデメリットもあります。
- 歩くと砂利が沈み、表面が不均一になりやすい
- 雨や掃除の際に砂利が周囲に散らばる
- 歩行時に音が出る(ただし防犯にはなります)
- ナチュラル感や柔らかさには欠ける
また、下地処理が不十分だと、砂利が沈んで、防草シートが露出する原因にもなります。
お庭の雰囲気や歩きやすさなども、慎重に検討したいですね。
砂利敷きが向いているケース・向いていないケース

向いているケース
- 駐車場まわり・通路・犬走り
- 防草効果を最優先したい
- できるだけ費用を抑えたい
向いていないケース
- 子どもが裸足で遊ぶ庭
- 静音性や柔らかさを求める場所
- デザイン性を強く重視したい
砂利との組み合わせにかかる費用感や、DIYと業者施工の違いについては、
☛防草シート施工の費用相場はいくら?平米単価・工事費・見積もりの見方まで解説で詳しくまとめています。
防草シート×人工芝の特徴・メリットと注意点

防草シートと人工芝の組み合わせは、見た目の良さと管理のしやすさを両立したい人に選ばれています。
防草シート×人工芝はなぜ相性がいい?
人工芝は土に根を張らないため、防草シートの上に敷いても問題なく使えます。
防草シートで雑草を抑え、人工芝で見た目と歩きやすさを確保することで、「草取り不要の緑の庭」を実現できます。
この構造は、業者施工でも一般的に採用されています。
ニワナショナルでは、豊富な種類の人工芝を取り扱っております。芝丈や色(春秋色と夏色)、質感、耐久性などお好みのものをお選びいただけます。
☛人工芝の施工業者なら|お庭の専門店ニワナショナル
メリット|見た目・手入れ不要・安全性
人工芝の主なメリットは、以下の通りです。
- 一年中、緑の見た目を保てる
- 草刈り・水やりなどの手入れが不要
- クッション性があり、転倒時の衝撃が少ない
- 子どもやペットがいる家庭でも使いやすい
「庭を使いたいけれど、管理の手間はかけたくない」そんなニーズに合う組み合わせです。
デメリット|水はけ・夏の熱・施工精度
一方、人工芝にも注意点があります。
- 排水処理が甘いと水たまりができやすい
- 夏場は表面温度が高くなりやすい
- 防草シートや下地の施工精度が仕上がりに直結する
特に下地処理が不十分だと、人工芝の凹凸やズレが目立ちやすくなるため注意が必要です。
人工芝が向いているケース・向いていないケース

防草シート×人工芝は、見た目と管理のしやすさを重視する人に向いた組み合わせです。
ただし、すべてのお庭に最適とは限りません。
向いているケース
- 草刈り・水やりなどの手入れを減らしたい
- 子どもやペットが安全に過ごせる庭にしたい
- 一定期間、同じ状態を保ちたい
向いていないケース
- 初期費用をできるだけ抑えたい
- 夏場の表面温度上昇が気になる
- DIYで簡単に済ませたい
- 将来的に土や植栽に戻す可能性が高い
人工芝は、「施工時にしっかり作り、あとは楽をしたい人」に向く一方、やり直し前提のお庭や仮設的な用途には不向きです。
天然芝(芝生)との違い
人工芝と混同されやすいのが天然芝(芝生)です。
天然芝は植物のため、防草シートの上に敷くことは基本的に適していません。
防草シートは根を通さない構造のため、芝生は十分に根を張れず、生育不良や枯れの原因になってしまうからです。
防草シート×グランドカバーの特徴・メリットと注意点
グランドカバーは、植物で地表を覆い、雑草の発生を抑える考え方です。
防草シートと組み合わせることで、自然な見た目と一定の防草効果を両立できます。
グランドカバーとは?(クラピア・クローバー等)

グランドカバーとは、地面を覆うように広がる植物の総称です。
代表的なものには、クラピア、クローバー、ミントなどのハーブ類があります。
こういった植物で地表を覆うことで、雑草が生えるスペースを減らします。
メリット|自然な見た目・夏の照り返し軽減
グランドカバーのメリットは次の通りです。
- 自然でやわらかい景観をつくれる
- 夏場の照り返しや地表温度を抑えやすい
- 季節の変化を楽しめる
人工素材に抵抗がある方や、ガーデニングが好きな方に向いています。
デメリットと注意点|完全防草はできず、管理が前提
グランドカバーは、地表を植物で覆うことで雑草の発生を抑える方法ですが、完全な防草対策ではありません。
特に注意したい点は以下の通りです。
- 植え付けのため、防草シートに穴をあける必要がある
- その穴や隙間から雑草が生える可能性がある
- 定期的な刈り込みや手入れが必要
- 成長スピードや広がり方に個体差がある
また、植物の根の広がり方によっては、防草シートがズレたり、傷む原因になることもあります。
「防草シートを敷けば雑草は完全に生えない」と考えていると、想像とのギャップを感じやすい組み合わせなので注意が必要です。
グランドカバーが向いているケース・向いていないケース

グランドカバーは、お庭との付き合い方によって向き・不向きがはっきり分かれます。
向いている人
- 自然な景観や季節の変化を楽しみたい
- 定期的な手入れや管理が苦にならない
- 完全防草よりも見た目を重視したい
向いていない人
- 草取りや管理の手間を極力なくしたい
- 「放置で雑草ゼロ」を求めている
- 長期間メンテナンスできない可能性がある
このように、グランドカバーは「育てる前提」で選ぶ中級者向けの選択肢と言えます。
植物を使った雑草対策については、別記事で詳しく解説しています。
☛植物でできる雑草対策|クラピア・クローバー・ミント・ハーブで庭を自然に守る
3つの組み合わせを徹底比較

防草シートの上に敷く素材を選ぶ際は、「何を重視するか」 が決め手となります。
判断の軸になる「防草効果」「初期費用」「耐久性」「DIY難易度」を比較してみましょう🔍
|
項目 |
砂利 |
人工芝 |
グランドカバー |
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防草効果 |
◎ 非常に高い |
◎ 高い |
△ 完全防草は不可 |
|
初期費用 |
◎ 安い |
△ やや高い |
○ 種類による |
|
耐久性 |
◎ 高い |
○ 施工・品質次第 |
△ 植物次第 |
|
DIY難易度 |
○ 比較的簡単 |
△ 下地が重要 |
△ 管理知識が必要 |
施工で失敗しやすいポイントとDIY・業者の判断
施工方法や選び方を誤ると、雑草再発や見た目の乱れにつながります。
ここでは、失敗しやすいポイントとDIY・業者判断をまとめます。
失敗しやすいポイント

- 防草シートの施工不良
シートの重ね幅不足、固定ピンの甘さ、端部処理不十分 → 隙間から雑草再発 - 下地処理不足
砂利や人工芝で沈み・ズレ・波打ち → 見た目や歩きやすさに影響 - 見た目だけで選ぶ
人工芝の熱、グランドカバーの管理負担、砂利の音や歩きにくさ → 生活動線とのギャップ
DIYでも対応できる組み合わせ
- お庭が小さめ・形が単純・防草重視の砂利敷き
- 見た目に強いこだわりがない庭
→ DIYでも十分な防草効果を得られます
業者に任せたほうが安心なケース

- 人工芝をきれいに仕上げたい
- 広い面積を一度で施工したい
- 下地処理や排水まで整えたい
- 将来的にやり直す可能性を避けたい
ポイント:人工芝は施工精度=仕上がりになるため、特に業者向きです。
まとめ
- 失敗リスクの低い砂利は、DIYでも対応可能
- 施工精度が重要な人工芝は、業者依頼向き
- グランドカバーは、定期的な管理前提で選ぶ
また、施工条件やお庭の広さ、仕上がりのこだわりによっても最適解は変わるため、迷ったら業者に相談するのがおすすめです。
初期費用だけで判断すると、後からやり直しが必要になることもあります。
実際の施工費用や見積もりの考え方は、
☛防草シート施工の費用相場はいくら?平米単価・工事費・見積もりの見方まで解説で確認しておきましょう。
まとめ|目的別・おすすめの組み合わせ

防草シートの組み合わせ施工は、目的によって最適解が変わります。
どれを選ぶにしても、施工条件・庭の使い方・管理できる手間を踏まえた判断が重要です。
「自分の庭ではどれが最適か分からない」
「DIYと業者、どちらが合うか迷っている」
そんな場合は、現地状況を見た上での提案が失敗を防ぐ近道です。
ニワナショナルまでお気軽にご相談ください。
☛雑草の除草・草取り・草刈り|お庭の専門店ニワナショナル







