冬を迎える前に -ハーブを寒さから守るためのポイント-

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冬を迎える前に -ハーブを寒さから守るためのポイント-

公開日

我が家のキッチンの窓辺で育てているハーブたちも、毎年冬になるとやっぱり少し元気がなくなります。春や夏のあの勢いが嘘のように、一回り小さく見えます。室内とはいえ、冬の冷え込みはハーブにとっても試練なんですよね。

室内でも気温が下がる冬は、ハーブにとって油断できない季節。

けれど、少しの工夫で寒さから守り、春まで元気に育てることができます。今回は、室内派・屋外派のどちらでも実践できる冬のハーブケアをご紹介します。

室内で育つハーブにも油断は禁物

窓際のハーブの鉢植え

我が家のように、キッチンや窓辺でハーブを育てている方も多いと思います。しかし、室内でも冬は気温が下がり、ハーブの生育が止まることがあります。とくに、夜間の気温が10℃を下回ると、バジル・コリアンダー・レモンバーベナなどは急速に弱ります。こうした寒さに弱いハーブを室外で育てている場合は、早めに室内へ移動させましょう。​

◎おすすめ設置場所
南向きや西向きの窓際、光が多い場所に置きましょう。
自然光が少ない時期は、植物用LEDライトを朝夕2〜3時間プラスすると光合成を助けます。

◎温度差を減らす
夜間はカーテンやブラインドを閉めて、できるだけ冷気を遮断しましょう。小さな工夫で10℃以下になるのを防げます。
また、暖房や冷風が直接当たらない場所を選び、室温・湿度を安定させることがポイントです。

屋外で冬越しできる強いハーブ

ワラをしく

タイム、ローズマリー、ローレル、ミント、オレガノ、ディルなど、寒さに強いハーブは、屋外で冬越しが可能です。ただし、しっかりとした寒さ対策が重要です。​

◎分厚いマルチは根を守る
5〜10cmほどの落ち葉や藁、木片などを株元に厚く敷き詰めます。これにより根の温度を安定させ、乾燥も防ぎます。

◎冬囲い用シートで葉を保護
寒さや風、霧氷から葉や茎を守るために、寒さ対策用シートでふんわり包み、洗濯バサミなどで固定します。日差しが出た日はシートを外し、光合成を促しましょう。

◎鉢を地面から浮かせる
寒冷地では地面の冷気が根を凍らせる原因になります。レンガや発泡スチロールなどで鉢を浮かせましょう。

◎風対策
北風が強い地域では、壁際やベランダの角など、風を避けられる場所に移動するだけでも大きな違いがあります。

【✅寒さ対策チェックリスト】

  • ハーブの種類を確認:寒さに弱い or 強い
  • 気温10℃以下を目安に移動開始
  • 室内は明るく、風通し良く
  • 屋外は厚めのマルチ+囲いシートで保護
  • 水やりは冬場は減らす(室内は10〜15日に1回程度、外は雨が降れば不要)
  • 土の状態を確認し、根腐れや病害のリスクに注意

鉢・土・水やりの注意点

ハーブ 植え替え

鉢は大きめ&排水性の高いものを選びます。底に粘土ボールを敷くと根腐れ防止に効果的です。​

土は「庭土・万能培養土・ハーブ専用土」を1:1:1の割合で混ぜ、ハーブが元気を保てる環境を作りましょう。水やりは控えめに。冬は成長が鈍り、過剰な水分は根を傷めてしまうので、土が乾いているか指で確かめてから与えてください。

春に向けた剪定でリフレッシュ

 

ハーブ 剪定

タイムやローズマリー、セージは冬〜春先に剪定することで、古い枝を取り除き、若い芽の成長を促します。剪定の際は、木質化した部分は短くしすぎず、健康な新枝を残すのがポイントです。

まとめ:冬の一工夫で春の収穫量UP!

冬の間も少しの気配りで、ハーブは驚くほど元気を保ちます。寒い冬を乗り越えたハーブは春に元気よく芽吹き、豊かな風味や香りが楽しめます。かかるコストも最小限で、身近な材料(マルチやシート、土、鉢など)で対策できます。冬のちょっとしたお手入れが、次の季節の快適なハーブライフにつながります。

寒い季節こそ、植物と向き合う静かな時間を楽しんでみてください🌿

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