家庭菜園を始めよう(6)~持続可能な家庭菜園にするために~
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「家庭菜園を始めよう(1)」では、家庭菜園は主に二酸化炭素削減に役立つという視点から家庭菜園と持続可能の関係について解説しました。
今回は家庭菜園を続ける中で、さらにより環境に良い効果が期待できる行動を4つご紹介します!
環境に良い効果が期待できる行動4選
- コンポスト(堆肥)を使う
- マルチングの利用
- 水やり
- コンパニオンプランツで害虫対策
コンポスト(堆肥)を使う
家庭で出る生ごみは可燃ごみの中でも高い割合を占めます。生ごみなどを土に埋めると、発酵、分解を経て肥料になります。コンポストを使うことで、ゴミ削減につながるとともに、化学肥料を使わずに野菜を育てられますよ♪
マルチングの利用
マルチングとは、土の表面をビニールなどで覆うことです。植物の成長をサポートしたり、土の腐食を防いだりする働きがあります。ただしメリットだけでなくデメリットもあるので、ご紹介します。
- ビニール
- ウッドチップ
- バークチップ
- わら
など
メリット
- 雑草の発生防止
- 保水
- 害虫の発生防止
- 土壌の温度を保つ
- 土や肥料が流れるのを防ぐ
デメリット
- 土が覆われているので、肥料を追加しづらい
- マルチングの種類(ウッドチップなど)によっては害虫が発生する場合も
水やり
家庭菜園で欠かせないのが水やりですが、ここでも環境に優しくできるポイントがあります。それは「雨水」を使うこと。水を節約することで、地球の資源を守ることにつながるだけでなく、水道代の節約にもつながります。
※ただしバケツなどに水がたまったままにしておくと、虫が発生する一因となるのでご注意ください。
コンパニオンプランツで害虫対策
野菜を育てるうえで悩みのひとつが、害虫問題ではないでしょうか。せっかくの家庭菜園だったら、無農薬で野菜を栽培したいと思う方もいると思います。そこでおすすめなのが、「コンパニオンプランツ」です。コンパニオンプランツについては以前にも詳しく解説したので、合わせてご覧ください。
コンパニオンプランツ…
互いに助け合って生育する、相性のよい植物同士のこと。
メリット
- 空いたスペースの有効活用
- 害虫予防
- 生育促進
特に野菜とハーブを一緒に植えるのがよいとされています。ハーブは料理にも使えるので一石二鳥です🍀
代表例)
- トマト×バジル→料理の相性も抜群👌
- なす×生姜
- キャベツ×タイム
- 玉ねぎ×カモミール
- ブロッコリー×ミント
まとめ
家庭菜園を始めるだけでも環境に優しい行動ですが、野菜を育てる中で必要な肥料・水やりなどを少し工夫すると、さらに環境に配慮した行動ができます。エコな活動を何かしたいという方はぜひできる範囲で始めてみてくださいね。
ニワナショナルでは、土づくりなど家庭菜園全般の作業を承っております。家庭菜園を始めたい、上手く育たないなど家庭菜園に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください😊