胃腸の健康維持とストレス解消したい方向け!キャベツの秘密
公開日 2025/02/11
更新日
サラダの主役、またおかずに添えられる野菜の代表が「キャベツ」ではないでしょうか?キャベツは万能野菜であり、世界中で食べられている食材でもあります。
そんなキャベツにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?
今回は、キャベツの栄養と健康効果、プチ情報についてご紹介します。
キャベツの歴史
キャベツは地中海や大西洋沿岸が原産地です。キャベツ栽培の歴史はなんと紀元前600年までさかのぼり、ケルト人が栽培したケールがキャベツのルーツといわれています。現在のように球状に丸まった種は、約1000年前くらいに生まれたようです。
日本に伝わったのは江戸時代末。明治時代に本格的に栽培が始まり、大正時代に食用として広がっていきました。
キャベツに含まれる栄養素
- ビタミンU(キャベジン)
- ビタミンC
- ビタミンK
- カリウム
- 食物繊維
- 胃腸の粘膜を守るビタミンU
- 免疫機能を保つビタミンCが豊富
キャベツの健康効果
- 胃腸の粘膜を健康に保つ
- 免疫力アップ
- 肌トラブルの改善
- ストレス解消
- 便秘解消
- 動脈硬化予防
胃腸の粘膜を健康に保つ
キャベツに含まれているビタミンU(キャベジン)は、胃酸の分泌を抑えることで胃の働きや胃の粘膜を健康に保つ働きがあります。そのため、胃潰瘍や十二指腸といった疾患の予防や改善が期待できます。とんかつなど脂っこい料理にキャベツの千切りが添えられているのは、こういった効果もあるのですね💡
免疫力アップ
キャベツに含まれるビタミンCの量は野菜の中でもトップクラス👑体内に入ってきた細菌やウイルスを攻撃する白血球の働きをサポートするなど、免疫機能を正常に保つ働きがあります。
肌トラブルの改善
ビタミンCは肌の健康を保つために欠かせない栄養素です。コラーゲンの生成に欠かせないだけでなく、シミの原因であるメラニン色素の生成も抑える働きがあるので、美肌効果も◎
ストレス解消
ストレスを感じている人も少なくないのではないでしょうか?人はストレスを感じると、体内でビタミンCが消費されることがわかっています。ビタミンCが不足すると、ストレス耐性も弱くなり、不調が出る場合も。。。体内のビタミンCを補うことでストレスが軽減されることが期待されます。
便秘解消
食物繊維は便秘改善には欠かせません。食物繊維は便のカサを増やし、腸を刺激します。また善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善にもつながります。キャベツには多くの食物繊維が含まれているので便秘解消も期待できますよ♪
動脈硬化予防
食物繊維は、余分なコレステロールを体外に排出する働きもあります。そのため動脈硬化の予防にもつながるといわれています。
栄養を効率的に摂取するおすすめの食べ方
生で
キャベツには熱に弱いビタミンU・ビタミンC、水に溶けやすいカリウムが含まれているため、キャベツの栄養素を無駄なく摂りたい方には生で食べるのがおすすめです。水で洗うと失われる栄養素もあるので、長時間水にさらすのはNG
スープで
水溶性の栄養素も摂りたいのであれば、煮汁までいただける煮込み料理が◎
電子レンジで加熱
加熱したほうがカサが減るので、量を食べることができます。加熱して食べたいときは、電子レンジで加熱すると◎
水に溶けやすい栄養素の流出を抑えることができます。
1日の摂取量
1日230g程度=キャベツ4分の1玉まで
素朴な疑問
レタスとは違うの?
見た目が似ているレタスとは、別物です。キャベツはアブラナ科、レタスはキク科に分類されます。
芽キャベツはキャベツ?
芽キャベツはキャベツの仲間です。キャベツの品種改良によって生まれました。一口サイズなので煮込み料理などで丸ごと調理するのに向いています◎
世界のキャベツ料理
ロールキャベツ

トルコ料理のドルマ
ロールキャベツは日本だけでなく、世界中で食べられている料理です。ロールキャベツのルーツは、トルコ料理「ドルマ」といわれています。ドルマはブドウの葉で肉や米を包んでスープで煮た料理です。ドルマがロシアやヨーロッパに伝わり、ロールキャベツに変化していったようです。
日本では挽き肉をキャベツの葉で包み、トマトソースで煮込んだものが一般的。ウクライナなどの東ヨーロッパ・中東では、具材に米を使用する料理もよく見られます。
ザワークラウト
ザワークラウトはドイツの漬物で、発酵食品にあたります。キャベツの乳酸菌が発酵することで独特の酸味があるのが特徴です。発酵食品なので、腸活におすすめ✨
まとめ
食卓に欠かせないキャベツの健康効果とプチ情報をご紹介しました。胃腸を健康に保つ、ストレス改善といった効果が期待されるので、現代人には嬉しい野菜ですね。せっかく食べるのなら少しでも栄養を摂取したいところ。調理法を工夫して、効率よく栄養摂取しましょう!