
伐採や抜根の費用は、
木の大きさ(高さ・太さ) と
その場所で作業がしやすいかどうか で大きく変わります。
この記事では、伐採や抜根にどれくらい費用がかかるのか、
伐採・抜根の相場と、費用に差が出るポイントを初めての方でも分かりやすくまとめています。
木の伐採費用の相場

高さ別|伐採費用の目安
木の伐採費用は、木の高さ・太さ・作業のしやすさによって大きく変わります。ここでは、全国の造園業者や庭木サービス、マッチングサイトなどで公表されている価格情報をもとに、相場感をまとめています。「うちの場合はどのくらい?」を考えるための目安としてご覧ください。
🌱 高さ3m未満の木(低木)の場合
- 費用の目安:3,000〜10,000円前後/1本
- 生垣や敷地内にある細めの木に多いサイズ
- 脚立なし、または低い脚立で作業できることが多い
👉 作業時間が短く、比較的費用を抑えやすいゾーンです。
🌳 高さ3〜5m程度の木(中木)の場合
- 費用の目安:8,000〜25,000円前後/1本
- 戸建て住宅の敷地内でよく見られるサイズ
- 脚立やチェーンソーを使った作業になることが多い
👉 一般的な住宅敷地で多い価格帯です。
🌲 高さ5m以上の木(高木)の場合
- 費用の目安:15,000〜35,000円以上/1本
- 2階屋根より高い木、または大きく枝が広がっている木
- 高所作業・ロープ作業が必要になるケースも
👉 作業人数や安全対策が増えるため、費用に幅が出やすいゾーンです。
伐採費用が高くなりやすいケース
伐採の費用は、木の高さ・太さだけで決まるわけではありません。
実際には、「その木を、どんな場所で、どう切るか」によって作業の手間や安全対策が大きく変わります。ここでは、費用が上がりやすい代表的なケースをご紹介します。
① 木が高い・太い(作業人数と時間が増える)
- 3mを超える高さがある
- 幹が太く、チェーンソー作業が必要
- 枝が横に大きく広がっている
この場合、
1人では対応できず 複数人作業 になることが多く、
作業時間も長くなるため費用が上がりやすくなります。
特に 5m以上の高木 は、
安全確保のためロープ作業や段取りが必要になることもあります。
② 車や作業道具が近くまで入れない
- 家の前に作業車を停められない
- 庭までの動線が狭い
- 階段・段差が多い
このような場合、道具や切った枝を すべて人力で運ぶ必要 があり、その分、作業の負担と時間が増えます。
👉 「自宅前に車を停められるかどうか」は実は、費用に大きく影響するポイントです。
③ 周囲に壊せないものがある(養生・慎重作業)
- 電線が近い
- 隣家の屋根・フェンス・車が真下にある
- 倒す方向が限られている
このような場所では、木を一気に倒すことができず、枝を少しずつ切り分けて下ろす作業になります。
落下防止のための養生や、切る順番を細かく調整する必要があるため、費用が高くなりやすいケースです。
④ 木の状態が特殊(腐り・傾き・空洞)
- 幹が腐っている
- 中が空洞になっている
- すでに大きく傾いている
一見すると「弱っていそう」な木でも、
実は 通常より危険な作業 になることがあります。
安全に作業するために、補助作業や追加の対策が必要になり、結果として費用が上がることがあります。
⑤ 本数が多い・処分量が多い
- 複数本まとめて伐採する
- 枝葉の量が多い
- 太い幹が何本も出る
伐採後に出る 枝葉・幹の処分量 が増えると、処分費用がかさみやすくなります。
抜根(伐根)費用の相場

伐根した幹・根
根の太さ別|抜根(伐根)費用の目安
抜根(ばっこん・伐根)は、木を切ったあとに残る根や切り株を、地中から取り除く作業です。伐採よりも作業量が多く、根の大きさ・深さ・重機が使えるかどうかで費用が大きく変わります。ここでは、全国の庭木業者・マッチングサービスで公表されている価格を参考に、
費用目安をご紹介します。
直径 31〜50cm程度:約 20,000円〜35,000円前後
直径 51〜80cm程度:約 30,000円〜60,000円前後
直径 80cm以上(大木・古木): 約 40,000円〜90,000円以上
※「直径」は地表付近の幹・切り株の太さを目安にしています。
人力作業か、重機作業かで費用が変わります
抜根は、作業方法によっても金額が変わります。
🪓 人力で行う抜根(スコップ・手掘り)
- 比較的小さな根
- 重機が入れない狭い場所
👉 7,000円〜/株 が目安になることが多いです。
🚜 重機を使う抜根(ユンボなど)
- 根が太い・深い
- 人力では難しいサイズ
👉 5,000円〜/株+状況別見積 となるケースが一般的です。
※重機が入れるかどうかで、「人力で時間をかける」か「重機で一気に抜く」かが変わります。
抜根費用が高くなりやすいケース
次のような条件があると、費用が相場より高くなることがあります。
- 根が想像以上に深く広がっている
- 石・コンクリート・配管が近くにある
- 重機が入れず、すべて人力作業になる
- 古い木で、根が硬く締まっている
特に 見た目では分からないのが「根の広がり」 です。
見積りで金額が変わりやすいポイント

伐採や抜根の見積りは、「作業費」と「処分費」が別になっていることがよくあります。業者ごとに含まれる内容が異なるため、見積りを見るときは、次の点を確認しておくと安心です。
枝葉・幹・根の処分費用
切ったあとの 枝葉・幹・抜いた根 は、産業廃棄物として適切に処分する必要があります。この処分費は、業者によって 計算方法が異なる のが特徴です。
① 重さ(kg・㎥)で計算するケース
- トラックに積んだ量
- 枝葉や幹の総量(かさ・重量)
をもとに処分費が決まる方法です。
✔ 木が大きい・本数が多い
✔ 枝が横に広がっていて、かさばる
✔ まとめて複数本を伐採する
といった場合は、処分費が高くなりやすい傾向があります。
木の高さ・幹の太さで一式計算するケース
- 「高さ〇mまで」「幹の太さ〇cmまで」
- 「〇mの木 伐採+処分込み」
といった形で、あらかじめ金額が決まっている方法です。
✔ 見積りが分かりやすい
✔ 追加費用が出にくい
抜根した「根」の処分は別料金になることも
抜根した根は、
- 土が多く付着している
- 重くてかさばる
といった理由から、
枝葉や幹とは別に処分費がかかる場合があります。
見積りでは、
- 抜根費に処分費が含まれているか
- 「根の処分」が別項目になっていないか
を確認しておくと安心です。
伐採・抜根の費用相場のおさらい
伐採や抜根の費用は、
木の大きさ(高さ・太さ)と
その場所で作業がしやすいかどうかで大きく変わります。
この記事で紹介している金額は、
全国の業者が公表している価格をもとにした一般的な相場の目安です。
実際の見積りでは、
- 木が高い・太い
- 車や重機が近くまで入れるか
- 電線や建物が近くにあるか
- 枝葉や根の処分量がどれくらいか
といった条件によって、
相場より高くなったり、逆に抑えられたりすることもあります。
そのため、相場は
「いくらかかるかを決めるもの」ではなく、
「見積りを見たときに高いかどうかを判断するための基準」
として参考にしてみてください。







