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オレンジと黒のコントラストが街を染める10月。
ハロウィンといえばカボチャや仮装ですが、今年は“黒い花”で大人のミステリーを演出してみませんか?
10月のイベントと言えば、10月31日のハロウィンがあります。
ハロウィンの由来は、アイルランドの古代ケルト民族が新年(11月1日)を秋の収穫物で祝う前夜祭と言われています。同時に11月1日が死者の日でもあることから、日本で言うところのお盆と大晦日が一度にやって来るような日です。
現代ではアメリカの民間行事として親しまれ、近頃は日本でも多くの人が仮装をしたり、カボチャをくり抜いた「ジャックオーランタン」を飾って、このちょっと怖いイベントを楽しむ人が増えてきました。
🌑ミステリアスな黒い花10選
黒い花はその独特の美しさとミステリアスさから、ガーデニング好きの間でも人気のアイテムです。今回は、ハロウィンにぴったり?黒い植物10種をご紹介します。
1. ヘレボルス「ダブル・ブラック」
冬から早春にかけて咲く深みのある花色。日陰にも強く、庭の静かなアクセントに最適です。12月下旬から1月上旬にかけて前年の葉を刈り込むと、花が満開の姿で楽しめます。
2. チューリップ「クイーン・オブ・ナイト」
ベルベットのようなダークパープルの花弁は、春の花壇でひときわ異彩を放ちます。オレンジ色の「バレリーナ」とコントラストを効かせれば、ハロウィンらしい華やかなディスプレイに。チューリップは紅葉が見頃を迎える10月~11月に球根を植えると、春に花を咲かせます。
3. オダマキ「ブラック・バーロウ」
濃い栗色の花びらが幾重にも重なったこのオダマキは、5月から6月にかけて開花します。日当たりが良く、夏の間比較的湿り気のある土壌で最もよく育ちます。
4. ビオラ「バック・トゥ・ブラック」
このビオラの可憐な花は深い紫がかった黒で、中心に黄色のポイントが魅惑的です。コンパクトな花なので、鉢植えにもぴったり。播種時期によって春、夏、秋に開花するため、季節ごとの花々と組み合わせて花壇を彩ることができます。
5. アヤメ「ブラック・アイリス」
通称「ブラックアイリス」の名にふさわしい、妖艶な濃い紫がかった栗色の花びらをしています。アヤメは日当たりが良く、土が適度に湿っている場所で5月から6月にかけて花を咲かせます。
6. タチアオイ「ニグラ」
そびえ立つ黒の花茎は、夏の庭を鮮烈に彩ります。タチアオイは縦のラインを活かした寄せ植えにおすすめです。日当たりの良い場所と水はけの良い土壌で育てると、6月から夏の終わりまで花が楽しめます。
7. ペチュニア「ブラック・ベルベット」
このペチュニアは濃い紫がかった黒で、柔らかなベルベットのような花びらが特徴です。ペチュニアは長い開花期間のおかげで、夏の鉢植えで人気が高く、夏のプランターの主役。漆黒の花がひときわ目を引きます。
8. カラーリリー「カントール」
濃い栗色と黒のこのカラーリリーは、大きな葉に白い斑点が入り、6月から9月にかけて漏斗状の花を咲かせます。シックでエレガント、切り花にしてもハロウィンのフラワーアレンジに映えます。
9. アエオニウム「ズワルトコップ」
“番外編”として…。花のように見えるけれど、実は多肉植物。黒紫の葉がまるで花のように広がり、ミステリアスな存在感を放ちます。
10. ディスカラーセージ(サルビア・ディスカラー)
銀緑の葉と組み合わさった黒花が大人っぽいアクセントに。開花は遅めで、通常は7月から10月、最初の霜が降りるまで咲きます。
おわりに
ハロウィンとは少し時期外れの春や夏向けの植物も紹介しましたが、これらの黒い植物はどれも育てやすく、様々な季節で楽しめます。
いつものカボチャ飾りに加えて、この秋は“黒い花”で、あなたの庭にも小さなハロウィンの魔法を🎃👻