【浴室乾燥機あり・なし別】バスルームに置きたい観葉植物8選
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最近は「風呂キャンセル界隈」なんていう新しい言葉とムーブ(?)を耳にしますが、でもやっぱりお風呂は気持ちいいものです。残暑厳しい日々の汗をサッパリ流し落とし、1日の終わりのリフレッシュと束の間のリラックスタイムになります。
そんなリラックス空間のバスルームに植物を置いてみるのはいかがでしょう?
植物には空気を浄化する効果や視覚的にも心を安らげる効果があるため、リラックス効果も倍増!自宅でちょっとしたプチリゾートスパ気分を味わいませんか?
最近の新築やリフォーム物件では、浴室乾燥機や24時間換気システムが当たり前になり、お風呂上がりもボタンひとつでカラッと乾く時代になりました。
…とはいえ、入浴中や入浴直後はしっかり湿度が上がります。また、こまめに換気しないとやはり湿気がこもりやすく、カビとの戦いが日常でもありますよね。
でもこの“しっとりした空間”を上手に使えば、バスルームは観葉植物の楽園にもなります。
今回は、浴室乾燥機のアリ・ナシに分けて、おすすめの観葉植物をご紹介します。
浴室乾燥機なし:湿気を好む植物
湿気が多い環境は、一部の観葉植物にとっては天国!葉がしっとりツヤツヤになり、ぐんぐん成長します。
ボストンファーン(シダ類)
ふわっと広がる細やかな葉が涼しげで、湿気のある空間で特に元気に育ちます。バスルームに置けば、グリーンのカーテンのように柔らかな雰囲気を演出してくれます。
トラデスカンチア
紫や緑の美しい葉色が特徴で、湿気を好み丈夫に育ちます。ツル状に伸びる姿がバスルームのアクセントになり、吊るし鉢や棚置きにも映えます。
アジアンタム
繊細な小さな葉が可愛らしい魅力的な植物。乾燥には弱いけれど、高湿度なら本領を発揮します。
フィロデンドロン・オキシカルジウム
ハート型の葉がかわいらしく、耐陰性も高いのでバスルームでも育てやすいです。湿気で葉がより艶やかになり、吊るして飾ると空間がぐっとおしゃれに。
浴室乾燥機あり:湿度変化に強い植物
乾燥機がある浴室は、普段は湿度低めですが、それでも入浴後には短時間の湿気タイムがあるので、そのサイクルに強い植物を選ぶのがポイントです。
サンスベリア
乾燥にめっぽう強く、空気清浄力も高いです。ミニサイズなら棚置きもOK。
エアプランツ(チランジア)
土が不要で、空気中の湿気で水分を補給します。浴室の壁やハンギングにも映えます。
アロエ
肉厚な葉に水分を蓄えるため乾燥した場所でも問題ナシ。窓付き浴室なら成長も早いでしょう。
シェフレラ(カポック)
環境適応力が高く、多少の乾燥や温度変化にも動じないタフな植物です。
バスルームに植物を置くときの注意点
バスルームは、湯気や水しぶき、閉め切った空間…と、湿度や温度の変化が激しく、家の中でも特殊な環境です。だからこそ、植物の置き方や管理には、ちょっとした工夫が必要です。
たとえば、乾燥機の温風が直接当たると葉が傷むこともあります。風の流れを考えて植物を配置しましょう。また、葉や土が常に濡れていると、カビや根腐れの原因になります。浴槽やシャワーから少し距離を取るのが◎です。窓がないバスルームでは、週に1回程度は明るい部屋で日光浴をさせて、元気をチャージしましょう。
おわりに
観葉植物の中には、湿度たっぷりの環境が好きな植物もあれば、湿度変化に強い植物もあります。日本のバスルーム事情は変わってきていますが、環境に合った種類を選べば、どちらのタイプでも緑のある癒し空間は作れます。
たとえ広いスペースがなくても、洗面台や窓辺にコンパクトな植物を置けば、無機質なバスルームのワンポイントになりますし、もの干しバーを活用して植物を吊るせば、空間を上手に使うこともできそうですね。
植物に囲まれたバスタイムは、きっとちょっと贅沢で、ちょっと優しい時間になるはずです🌿
参考文献:HOMES & GARDENS