環境にも家族にも優しい!屋上菜園のメリットと注意点
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都市部などにお住まいの方で、
という方もいるのではないでしょうか?屋上があれば、屋上に菜園を作ることが可能です。
- 趣味として家庭菜園を始めたい
- 子どもへの食育として
- 無農薬野菜を育てたい
などの希望を「屋上菜園」で実現させてみませんか?
今回は、屋上菜園の魅力と屋上菜園を作る上でのポイントを解説します。
屋上菜園とは??
屋上菜園の目的
- 家庭菜園
- 屋上緑化
1.家庭菜園
自分の手で育てた野菜を収穫し、食べるという経験は、都心部ではなかなか味わえないのではないでしょうか?
屋上菜園ならばお家でその体験ができ、食への意識が高まるでしょう。
2.屋上緑化
都市部では大気の温度が上昇する「ヒートアイランド現象」が度々問題になります。ヒートアイランド現象の対策として挙げられるのが「屋上緑化」です。
屋上に植物があると以下のようなメリットがあります。
- 周辺の気温を下げる
- 屋上のコンクリート面積を減らし、温度上昇を抑える
- 屋上緑化をしている建物内部の温度上昇を抑制する効果が期待できる
屋上での家庭菜園だけでなく、ガーデニングも屋上緑化にあたります。
野菜を育てるだけでなく、環境に配慮した行動ができるのは嬉しいですね💡
屋上菜園を作るときの確認事項とポイント
屋上菜園を作るうえで注意点がいくつかあるので、ご紹介します。
建物の積載荷重条件を確認
建物には「積載荷重条件」があり、屋上に基準以上の重さをかけることはできません。土だけでなく、フレームのレンガや木枠など全ての重さを考慮しなければなりません。
建物によって条件が変わるうえに、畑を作る場合は意外と大変な作業です。そんなときは専門業者に依頼するのもひとつの手です。
屋上の水はけを確認
屋上の水はけが悪いと、菜園を進める中で土や葉が排水溝にたまってしまうことも。また水はけの悪さは植物の成長に影響を及ぼすだけでなく、雨漏りの原因になるケースも。
こまめに掃除をするなど、日々のメンテナンスが必要です。
風対策
高所の屋外スペースである屋上では、風への対策も考えなければなりません。防風フェンスを取り付けるのが基本的ですが、防風対策は念入りに行ったほうがいいので、できれば専門業者にお願いしましょう。
強風や台風のときは、
- 室内に入れられるものは室内へ
- 飛ばされそうなものはロープなどで固定する
- 収穫できるものは早めに収穫する
など、野菜を守るためだけでなく、強風によって物が飛んで周囲に被害を及ぼさないためにもしっかりとした対策が必要です。
初心者の方はプランターから始めよう!
家庭菜園初心者の方は、プランター栽培から始めてみましょう。
<メリット>
- スペースをとらない
- プランターごとに植える野菜を変える
- 日当たりや風向きによって、置き場所を変えるのが簡単
- 初期費用が抑えられる
プランター栽培だと畑よりも管理がしやすいので、慣れてきたら規模を拡大したり、畑を作ったり…とステップアップしていくのがおすすめです。
畑の作り方
屋上に畑を作る流れをご紹介します。
レンガや木枠で畑全体のフレームを作る
↓
フレームの内側に専用の防水シートを敷く
↓
15~20cmほどの深さになるように土を入れる
※根菜を育てる場合は、30cmほどの深さにする
※「軽量土」という屋上菜園向きの土を使うこと。保水性もよく汚れにくい特徴もあります。
まとめ
今回は屋上菜園を作るうえでのメリット、注意事項やポイントをご紹介しました。
屋上菜園があると、家族のコミュニケーションが増える、お子さまの食育になる、環境にも良い、と色々とメリットがあります。ただし、屋上に畑を作る際には畑の重さや水はけ、風対策に気をつけなければいけません。
初心者の方は、まずプランター栽培から始めてみて、野菜を収穫する楽しみを感じてみませんか🍅?