眼精疲労・便秘改善したい方必見!知られざるナスの秘密
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夏野菜を代表するひとつ、「ナス」🍆
和食、洋食、中華…と様々な料理に使われる野菜です。
しかし「ナスに含まれる栄養」について考えたことはありますか?意外とナスの栄養について知っている方は少ないのではないでしょうか。特にナスは夏バテ対策として有効です✨
そこで今回は「ナスの栄養」についてご紹介します!
ナスの基本情報
歴史
ナスの原産地はインド東部と伝わっています。8世紀以前に中国から日本に伝わったとされ、平安時代から1200年以上栽培されてきた歴史ある野菜です。
ナスの種類
ナスは形状によって主に3つに分類されます。
丸ナス(例:賀茂ナス、紫へたナスなど)
東北~関西にかけて見られる品種。果肉がしまっており、甘みがあります。田楽など、焼いて食べると◎
長ナス(例:筑陽ナス、仙台長ナスなど)
九州と東北を中心に栽培され、関西で流通している品種です。長さが20~25cmと細長いのが特徴。焼く、煮るだけでなく漬物にしても◎
卵型ナス(例:真黒ナス、千成ナスなど)
関東を中心に栽培されている品種。皮は黒紫色で薄く、浅漬け用として利用されています。
ナスに含まれる栄養素
- ナスニン
- カリウム
- 食物繊維
- 葉酸
など
成分の約90%は水分なので、低カロリーでありながら栄養もバッチリ!
ナスの健康効果
ナスニンの効果
ナスの皮の紫色はポリフェノールの一種である「ナスニン」によるものです。ナスニンには、抗酸化作用があり、免疫力アップやアンチエイジングが期待されています。また近年の研究では、がん予防にも効果があると、注目を集めている野菜です。
さらには視力や眼精疲労の改善も期待されています。
カリウムの効果
ナスに含まれる代表的な栄養素がカリウムです。カリウムには体内の余分な塩分や水分を体外に排出する働きがあります。そのため、高血圧の予防やむくみの改善が期待されています。
また水分とともに体の熱を放出してのぼせやほてりを鎮めることにより、夏バテの改善にも◎
食物繊維の効果
意外かもしれませんが、ナスには食物繊維が豊富に含まれています。便秘の改善だけでなく、血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロール値を低下させたりする働きがあるので、生活習慣病の予防にもなりますよ♪
ナスのおすすめの食べ方
皮ごと食べる
ナス特有の「ナスニン」は紫の皮に含まれているので、できるだけ皮まで食べるようにしましょう!
アク抜きは短時間で
アク抜きのためにナスを切ったあとに水にさらす方もいるでしょう。ただ、水に流れ出てしまう栄養素があるため、水にさらすのは2~3分ほどが目安。油を使うと水に溶けだしやすい栄養素を閉じ込めることができるので、炒め物や揚げ物などがおすすめです◎ちなみにナスを油で調理するときは、アク抜きはしなくても大丈夫👌
生で食べる
生で食べれば栄養素が失われるのを防ぐことができます。「水ナス」のように生食に向いている品種を選び、漬物などでいただきましょう!
世界のナス料理
ナスは世界中で食べられている野菜のひとつです。今回は3つのナス料理をご紹介します。
ラタトゥイユ(フランス)
日本でもお馴染み?の「ラタトゥイユ」は、南フランスの郷土料理です。ナス、ピーマン、トマト、香草などを煮込んだ料理。夏野菜だけでなく、鶏肉をいれても◎
ムサカ(ギリシャ)
ギリシャの家庭料理「ムサカ」は、ナス・じゃがいも・ミートソースにベシャメルソースを重ねて焼いたラザニアに似た料理です。
パルミジャーナ(イタリア)
南イタリアのカンパーニャ地方・シチリア島の家庭料理が「パルミジャーナ」。ナスを薄切りに切ってから揚げ、トマトソースとチーズが層になるように並べて焼いた料理です。使うチーズは、モッツアレラチーズだったり、パルミジャーノ・レッジャーノだったりと、家庭によって違うようです。
まとめ
意外と知らないナスの栄養についてご紹介しました。紫の皮にはナスニンと呼ばれる眼精疲労や抗酸化作用に効果があるとされる栄養が含まれています。その他にも便秘・むくみの改善も期待される野菜です。夏バテにも効果があるので、ナスの旬の夏にぜひ食べたいですね。ナスは1年中手に入れやすい野菜なので、毎日の食卓に少しだけ加えてみてはいかがでしょうか🤗?