血液サラサラだけじゃない!玉ねぎの魅力に迫る
公開日 2025/02/17
更新日
玉ねぎは世界中で食べられている食材で、様々な料理に欠かせません。玉ねぎには栄養も豊富に含まれています。
血液サラサラ効果があるのは知っているけれど、他にどのような栄養素が含まれているかご存じない方必見!今回は玉ねぎの栄養と健康効果、栄養を効率よく摂取する方法などについてご紹介します。
玉ねぎの歴史
玉ねぎの原産地は、中央アジアから地中海沿岸といわれています。古代エジプト、メソポタミア文明で栽培が始まったともいわれているほど歴史のある野菜です。日本に伝わったのは江戸時代。オランダ人が長崎に持ち込んだのが最初でした。しかし食用として広まったのは明治時代以降です。
玉ねぎに含まれる栄養
- 硫化アリル
- アリシン
- ケルセチン
- カリウム
- オリゴ糖
- ビタミンC
- 鉄
- 銅
など
玉ねぎの健康効果
- 血液サラサラ
- 美容効果・免疫力アップ
- 疲労回復
- 腸内環境の改善
- 高血圧防止
血液サラサラ
玉ねぎの健康効果の代表が「血液をサラサラすること」です。これは硫化アリルの働きによるものです。脳梗塞や心筋梗塞などのリスクの低下、コレステロール値を下げるといった効果が期待されています。
美容効果・免疫力アップ
ケルセチンは、ポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去し、免疫機能をサポートします。また頭皮の血行を良くするなど髪の健康を保つのにも効果があるとされています。
ビタミンCは肌の健康に欠かせない栄養です。美容を気にされている方はこれらの栄養素を一気に摂取できる玉ねぎを取り入れてみてはいかがでしょうか。
疲労回復
アリシンはビタミンB1の吸収を高める栄養素として知られています。ビタミンB1が不足すると疲労がたまる要因となってしまいますが、豚肉や大豆製品といったビタミンB1を含む食材と一緒に摂取すると疲労回復の効果が高まります。
腸内環境の改善
玉ねぎは野菜の中でもオリゴ糖を多く含む野菜です。オリゴ糖は腸内に入ると善玉菌のエサとなります。善玉菌が増えると、腸内環境も整い、便秘解消や肌トラブルの改善、免疫機能のアップといった効果が期待できます。
高血圧防止
カリウムは、体内の余分なナトリウムを水分と一緒に排出し、血圧を下げる働きがあります。そのため高血圧、むくみの改善に期待できますよ♪
目的別おすすめの食べ方
血液をサラサラにしたい方
血液をサラサラにする効果のある硫化アリルは、熱に弱いとされています。そのため硫化アリルを効率的に摂りたい場合は「生」で食べるのが◎
玉ねぎを生で食べる時に辛みを抜くのに水にさらす方も多いでしょう。しかし硫化アリル、ビタミンなど水に溶けてしまう栄養素は長時間水にさらすと流出してしまいます。一般的に5~10分程度が目安です。
生食が苦手な方
玉ねぎを生で食べるのが苦手な方もいると思います。(私もその中のひとりです…)
そんな方は玉ねぎの種類を変えてみてはいかがでしょうか?
新玉ねぎ
春先に出回る品種で、柔らかく辛みが抑えられています。そのため生食にもおすすめ👍
赤たまねぎ
外の皮が赤紫色をしているのが特徴。普通の玉ねぎに含まれる栄養素に加え、アントシアニンという抗酸化作用があるポリフェノールも含みます。甘みがあり生食に向いているので、サラダによく使用されています。
腸活したい方
腸活のために玉ねぎを食べるという方は、加熱するのがおすすめ。かさが減り、量を食べることができますよ。硫化アリルを摂取するのが目的でない場合、炒める・煮るなど加熱をすると玉ねぎの甘みが強くなります。ケルセチンやオリゴ糖は熱に強いので、栄養を損なうこともありません。
皮の近くも食べる
玉ねぎの皮はどこまでむけばいいか悩むところですが、茶色の部分だけむけばOK。ケルセチンは皮の近くにあるので、皮をむきすぎないことも栄養を摂取するうえで大事なポイントです。
注意点
食べすぎは×
健康にいいからといって生の玉ねぎをたくさん食べるのは控えましょう。硫化アリルが胃腸に刺激を与え、胃腸の不調を引き起こす可能性も。
1日の目安量:1/3玉
まとめ
今回は玉ねぎの健康効果についてご紹介しました。
血液をサラサラにするだけでなく、美容や腸活な様々な効果が期待できる玉ねぎを毎日の食生活に取り入れてみませんか?少しだけ調理法を変えると食べやすくなることもあるので、ぜひお試しください😋