免疫力アップの優秀野菜!柑橘類よりビタミンCが多いパプリカの秘密
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本格的な冬が到来し、風邪やインフルエンザが流行ってきましたね😷
最も有効な治療法は、薬を飲んでたっぷり休養することですが、回復する間に症状を和らげたり、そもそも病気にかかる可能性を低くするためにできる対策もあります。
私たちの食生活は、感染症を防ぐ免疫システムを維持する上で極めて重要な役割を果たしています。免疫系が健康であれば、病気にかかりにくくなり、万が一感染症にかかったとしても、素早く撃退することができます。そのためには、毎日の食事に適量のビタミンCを取り入れることが、病気の期間を短縮するのに役立つと考えられています。
柑橘類よりビタミンCが豊富な野菜?
ビタミンCは健康的な食生活に欠かせない栄養素であり、ビタミンD、亜鉛、カリウムといった他の栄養素とともに免疫力を高めてくれます。
「ビタミンCが豊富な食べ物」というと、思いつくのはレモン🍋やオレンジ🍊などの柑橘系フルーツですよね。
でも今回は、スーパーの果物コーナーではなく、野菜コーナーに足を運んで、パプリカをカートに入れることをおススメします🛒。
パプリカには100gあたり80.4mgのビタミンCが含まれており、レモン(100gあたりのビタミンC含有量:53mg)を上回ります。ちなみに、オレンジは100gあたり53.2mg、グレープフルーツは31.2mgのビタミンCが含まれていますが、いずれもパプリカには及びません。パプリカは50gで1日のビタミンC摂取目安量40mgを満たすことができるんです✨
最もビタミンC豊富なのは何色のパプリカ?色別で見る栄養素
「パプリカ」と一言で言っても、赤や黄色、オレンジ色と、様々な色があります。
同じ「パプリカ」なのだから、含まれる栄養素はどれも同じ栄養素、同じ量なんでしょうか🤔?
パプリカは最初は緑色で、その後赤い品種は赤に、黄色の品種は黄色に…というように、品種や熟度によって色が変わっていきます。
そもそもパプリカは、他の野菜よりもビタミンC、その他にビタミンA、ビタミンEと、なんと3つのビタミンの含有量がバツグンに多く、どの色のパプリカにも共通して栄養素が豊富です。その中でも、赤のパプリカは、黄色やオレンジ色のパプリカよりもこれら3つのビタミンが多く含まれています。
また、赤のパプリカはベータカロテンも多く含まれていて、ベータカロテンは抗がん作用に期待されています。黄色のパプリカには、肌のアンチエイジングに効果があるルテインという栄養素を多く含んでいます。オレンジ色のパプリカは、まさに赤と黄色の「いいとこどり」。赤と黄色のパプリカに含まれる栄養素を両方併せ持っているんだとか。
ビタミンCは毎日摂るべし
さて、風邪やインフルエンザの予防、かかってしまった時の回復を助けてくれるビタミンCですが、実はビタミンCは体内に貯蔵しておくことができません。私たちは食事やサプリメントで毎日摂取する必要があります。
ビタミンCは、柑橘類の他にもイチゴやキウイなどのフルーツ、ブロッコリーや芽キャベツ、ジャガイモも良い供給源となります。
また、ビタミンCは加熱に弱いと言われていますが、たしかに、ビタミンCは水溶性なので、長い時間茹でると徐々に栄養価が茹で水に溶けてしまいます。しかし、パプリカは組織がしっかりしているので、加熱調理をしてもビタミンCが減りにくいのが特徴です。パプリカの栄養を効率良く摂るためには、脂溶性ビタミンであるビタミンAやEが油と一緒に食べることで吸収率がアップするので、油と一緒に調理するのがおススメです。
時にはフレッシュなフルーツを、時にはパプリカを中心とした野菜を調理して、様々な食材から毎日ビタミンCを摂り入れ、この冬は免疫力高め⤴️⤴️で元気に乗り越えましょう💪🏻!