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クリスマスケーキのイチゴは果物?野菜?果物と野菜の分類の秘密

公開日

クリスマスの時期が近づいてきました🎄

クリスマスといえば、クリスマスケーキ🎂。最近は様々なタイプのクリスマスケーキが人気ですが、王道はやはりイチゴ🍓がたくさん乗ったケーキでしょうか😋。クリスマスケーキ

ところで、イチゴは果物なんでしょうか?それとも野菜?

私たちが日常的に食べる果物と野菜。

果物は甘くて生で食べられるもの・木になるもの。野菜は調理して食べるもの・種を蒔いて1年以内に収穫できるもの…などなど、区別の仕方を様々聞きますが、実際のところどう区別されるのでしょう🤔?

野菜と果物

1. 植物学的定義:種を持つ果物と食用部分の野菜

植物学的には、果物と野菜の違いは明確です。

果物は、植物が花を咲かせた後にできる「果実」の部分を指します。これには種が含まれるため、トマトやキュウリ、ナスも植物学的には果物です。

一方で、野菜は植物の根や茎、葉、花など、食用とされる部分の総称です。果実であっても、食用としての用途によって野菜に分類されることがあります。

たとえば、トマトは植物学的には果物ですが、日本では一般的に野菜として扱われています。このような植物学的な定義は世界共通ですが、実際の分類には文化的な要素が強く影響します。

2. 文化的・料理的定義:味や用途で変わる分類

文化や料理の観点では、果物と野菜の分類が異なることがよくあります。

果物は、甘味や酸味があり、そのまま生で食べられるもの。リンゴやオレンジ、イチゴなどがこれに該当します。主にデザートや軽食として使われます。

野菜は甘味が少なく、調理して食べるものが一般的。キャベツやニンジン、ほうれん草などが例です。これらは食事の主食や副菜として利用されます。

3. 含まれる糖分量による区別

果物と野菜を区別する際に、糖分量が基準となる場合もあります。

果物は、果糖やショ糖などの糖分が多く含まれ、甘味や酸味が感じられるもので、ブドウやマンゴー、バナナなどが挙げられます。一般的に果物の糖度は10~20%程度と高めです。

野菜は一般的に糖分が少なく、甘味が強くないものが多いですが、例外としてスイートコーンやフルーツトマトなどは糖度が高く、果物に近い甘味を持っています。通常の野菜は糖度が5%未満の場合が多いです。

たとえば、スイカやメロンは糖度が10~15%程度と高いため、文化的には果物として扱われることが多いですが、日本の農業分類では「野菜」に含まれています。

おわりに

果物と野菜の違いは、植物学的な定義では明確ですが、文化的・料理的な視点ではその境界がとても曖昧なんですね。各国の食文化や法律によっても定義が異なり、きっちりと区別されているわけではなさそうです。

ちなみにEUのジャム等に関する規制(Directive 2001/113/EC)では、ジャムの原料として使われているトマト、ルバーブ、ニンジン、サツマイモ、キュウリ、カボチャは果物として定義されているんですよ😮。

冒頭でお話ししたイチゴですが、農林水産省によれば、園芸学的にはイチゴは草の実(草本性)で野菜と分類され、農林水産省の作物の統計調査でも野菜に含まれています。しかし実際は果物と同じように食べられているので「果実的野菜」とも呼ばれているそうです。「果実的野菜」はこのほかにバナナやパイナップル、パパイヤなどがあります。

また、イチゴの表面にあるツブツブは種ではなく果実で、あのツブツブの中に種があるんだとか!私たちが果実だと思って食べている甘い部分は、実際は茎の先端の花床(かしょう)が膨らんだ偽果(ぎか)と言うんだそう😮。

今年は、昨年同様に夏の猛暑の影響でイチゴの収穫が遅れており、収穫量も例年より少ないそうです。今年のクリスマスケーキは、園芸学的には野菜で果実的野菜であり、さらに偽果であるイチゴをよーく味わってくださいね😝


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