この秋注目の香りはトマト?ヨーロッパ発の最新フレグランスでお家時間を彩りましょう
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11月3日は文化の日で祝日ですが、この日はアロマの日でもあるそうです。
ヨーロッパで生まれた香りのリラクゼーション文化、アロマテラピーが、日本でも文化として定着することを願い、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)がこの日を「アロマの日」と制定しました。
アロマと言えば、良い香り。
良い香りと言えば、熟成したブドウの芳醇な香り漂うボジョレー・ヌーボー🍷の解禁日も11月です。
原産地フランスでは、新酒の解禁日を毎年11月の第3木曜日と定めていて、今年の解禁日は11月21日です。
そんな香り豊かな?11月にちなみ、今回はイギリスでこの秋トレンドと言われているホームフレグランスをご紹介します🕯️
先ほど話題にしたワインの香り?それともブドウ?
いえいえ、違います。
なんと、トマトの香り🍅なんです!
この秋、ホームフレグランスは 「トマト 」が人気
だんだん肌寒くなってくるこの時期は、家にこもりがちになってきますね。
その分、家の中も心地よく快適な香りがする空間にしたいものです。
ここ数年、秋のホームフレグランスとしての流行は、シナモンやパンプキンスパイス、バニラなど、フード系の香りです。
しかし最近は、海外の高級フレグランス・ブランドが、こぞってトマト・フレグランスの新トレンドに乗っています。
なぜ突然、トマトの青々とした香りが流行になったのでしょうか?🤔
トマトの香りがもたらす心理的効果
トマトを栽培したことがある人なら、トマトの葉の、あの独特の香りをご存知でしょう。
バジルに似た甘さと草の香りを併せ持つトマトの香りは、新鮮さや清潔さを連想させることが多く、リラックスや安らぎを感じさせてくれます。
また、トマトには土のような匂いの2-イソブチルチアゾールという化合物が微量に含まれていて、これによって懐かしさや自然とのつながりを感じさせます。
これは、ハーブや花など他の自然の香りが気分や幸福感に影響を与えるのと似ていて、認知機能を向上させたり、ストレスを軽減させたりする効果があると言われています。
日本ではトマトは夏野菜と捉えがちですが、9月~10月が美味しい時期とも言われています。
夏が短い欧米の一部の地域などでは特に、晩夏から初秋にかけては真っ赤に熟したトマトを収穫する最盛期で、もぎたてのトマトのフレッシュな香りは、秋の訪れを感じさせる香りのひとつです。
おススメのトマトフレグランス
トマトのリアルな香りを楽しむなら、Malin+Goetzのルームスプレーやキャンドルがおススメ。
ガーデニングへの情熱にインスパイアされたこの香りは、摘みたてのハーブのフレッシュで青々とした印象があり、晩夏の繁茂した菜園に広がる豊かな香りを再現しています。
Malin+Goetzはこのシリーズにルームスプレーを追加し、Googleでの「トマトの香り」の検索数は今年、過去最高を記録しました。
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ロンドンのフレグランスブランド、Jo Maloneでもグリーントマトのつるの香りが登場しています。
温室をイメージして作られたこのフレグランスは、フレッシュな甘さもあり、かなり明るい香りなので、サンルームのような日当たりの良い部屋にぴったりです。
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しかし、最もラグジュアリーなトマトの香りは、LOEWEがナンバーワンかもしれません。
ファッションブランドでもお馴染みLOEWEは、2020年に「トマトリーフ」という名のフレグランスコレクションを発表し、瞬く間に大人気となりました。
現在はインセンスやキャンドルの他に、ソープやディフューザーも展開していますが、常に売り切れ状態が続いているほど大人気なんだとか。
おわりに
いかがでしたか?
秋にトマトの香りは少し季節外れのような気もしますが、この秋はイギリスのトレンドに便乗してちょっと贅沢に、フレッシュで香り豊かなお家時間を演出してみませんか?