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『チャドクガ』に要注意!冬の卵のうちに駆除が正解!ツバキやサザンカの葉の裏を観察して駆除しておきましょう。

公開日 2020/02/10 更新日

みなさん、チャドクガってご存じですか?

チャドクガはチョウ目ドクガ科の昆虫です。

漢字で書くと、茶毒蛾と書くことからも分かるように、茶の木(チャノキ)をはじめとする、ツバキやサザンカといった『ツバキ科』の葉っぱを好む毒のある蛾(ドクガ)です。

 

チャドクガの成虫

 

チャドクガの体は、毒針毛に覆われていて、それに触れると激しい皮膚炎を引き起こします。

チャドクガの毒針毛に刺されると、蜂のように一時的に激しい痛みではないものの、眠れないほど痛痒くなります。

また、人によっては強いアレルギー反応で、発熱やめまい・嘔吐などの症状が現れるという厄介な生き物なのです。

 

卵も幼虫(毛虫)も成虫(蛾)も毒毛がある!

チャドクガに気を付けなくてはいけないところは、卵の状態でも、幼虫でも成虫でも、どの段階の状態にでも毒毛を持っていること。

その中でも、一番厄介なのは幼虫(毛虫)の時期です。

 

チャドクガの発生時期

チャドクガの幼虫(毛虫)が発生するのは年2回

地域の気候によって多少前後したり、年3回発生することもありますが、

主に多く発生する時期は5~6月8~9月頃です。

 

冬場はふわふわの毒毛に覆われた状態で越冬し、春に孵化して幼虫(毛虫)の状態へ。

その後、7~8月・9~11月頃さなぎから成虫(蛾)へ。

その成虫が卵を産み付け、卵の状態で冬を越し、また春になったら幼虫へ・・・

というサイクルになります。

 

卵から孵化した幼虫は、葉っぱの裏側に集団で固まり葉を食べています。

▼毛虫の写真出します▼

 

 

 

 

5~6月頃、8~9月頃にツバキやサザンカの葉っぱにこんな毛虫がいたら要注意!!

細かい毒針毛は、風に乗って飛散しますので、発見したらむやみに近づかないようにして、しっかりと防備してから駆除しましょう。

 

ツバキサザンカは、艶やかな深緑色の葉っぱに綺麗な色の花を付けることから、庭木や、公園などの植栽にも人気のある樹木です。

  • 庭仕事をしている時に気づかず毛虫を触ってしまった
  • 公園のツバキ・サザンカの近くで遊んでいて刺されてしまった

など、ビッシリと葉の裏側に毛虫がいることに気づかず触ってしまうと大変なことになります。

 

駆除は卵のうちが肝心!

チャドクガは卵・幼虫(毛虫)・成虫(蛾)の状態、どの状態でも毒毛があるということですが、一番被害があるのは毛虫の状態。

しかも、毛虫の発生は年2回。

 

毛虫のついたツバキやサザンカをそのまま放っておくと、成虫(蛾)になったチャドクガがまた卵を産み付け、翌年も毛虫が大発生という事態に陥ってしまいます😱💦💦

 

チャドクガの駆除は、動き回らない卵の状態が一番簡単!

その後の幼虫→さなぎ→成虫へのサイクルを断ち切ることもできますので、チャドクガの卵を発見次第、駆除しておきましょう!

 

公園のサザンカについていたチャドクガの卵

先日、近所の公園へ遊びに行ったところ、公園内に植えられているサザンカの木を何気なく見ていたところ、チャドクガの卵を発見しました!

写真が遠くて少し見づらいですが・・・

サザンカやツバキの葉の裏にこのような黄~茶色のふわふわした固まりを発見したら、これがチャドクガの卵です。

 

チャドクガの卵の駆除の方法

チャドクガの卵を発見したら、ふわふわの毒毛を絶対に素手で触らないように、しっかりとビニール手袋などをつけて、駆除しましょう。

 

葉ごと切り落とす

剪定ばさみ等を使い、葉ごと切り落とし、ビニール袋に入れてしっかりと口を縛り捨てましょう。

ビニール袋に入れるまえに、毒毛が飛ばないように少し湿らせたキッチンペーパーや新聞紙にくるんでからビニール袋に入れるようにするとさらに安心です。

 

 

卵の状態で駆除しておけば、春の毛虫発生をかなり減らすことが出来るので、チャドクガの卵を発見したら即駆除しましょう!

 

まとめ:チャドクガの発生を予防するには卵のうちに駆除が正解!

以上、冬の間にチャドクガの卵を駆除することの重要性についてのお話でした。

 

お庭にツバキやサザンカを植えられている方。

風の穏やかな日に、葉っぱの裏をくまなくチェックしてみてください。

 

黄~茶色のふわふわな塊を見つけたら、チャドクガの卵なので、即駆除しておきましょうね!

 

また、毛虫が発生してしまったら、普通の殺虫剤より、チャドクガ専用の『毒針毛固着剤』というものもあるので、そういったもので固めてから、葉や枝ごと切り落として捨てるのが安全です。

ツバキやサザンカがお庭にある方は1本持っておくと安心です。

 

万が一刺されてしまった時は、とっさに掻いたり、擦ったりせず、ガムテープなどの粘着テープで毒針を取り除き、しっかりと洗い流してから、抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗り、早めに病院へ行くようにしましょう。

 

▼チャドクガの成虫についてはこちら

[要注意]チャドクガの成虫が発生している時期です!

 

チャドクガ他、毛虫などの害虫の発生を抑えるためには、こまめなお手入れ(剪定)で風通しを良くしておくことも大切です。

ご自身で難しい場合は、お近くの植木屋さんにご相談下さい😊

 

東京・埼玉のお客様は、お庭のお手入れ専門店ニワナショナルがお伺いいたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい💪

 

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その他のエリアのお客様は、『剪定110番』のようなお庭のお手入れ業者紹介サイトを利用されてみると、ご希望に合った業者さんが見つかるかもしれませんよ。

 

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