刺されるととても痛いイラガ!大量発生していたので駆除。刺された時の応急処置の仕方も。
公開日 2019/09/30
更新日
こんにちは。ニワナショナル広報担当です。
先日、わが家の庭にあるミカンの木に『イラガ』が大量発生していました😱
いや、8月頃から「何かいるなぁ~」とは気づいていたのですが、ほったらかしにしてました😅
そして、先日。
うちの子が成っているミカンの実を「まだ食べられないね~」と楽しみにしていて、触って遊んでいました。
そしたら、急に泣き出して、「痛い、痛い!!」と手を抑えているのです💦
「みかんの枝でも刺さったのかな?」と思い、木を見てみると・・・
大量の『イラガ』が😱
実は、“お庭のお手入れ専門店”に勤めておきながら、今まで、草木のことには無頓着でした。
『イラガ』の存在も、今回の件で知ったほど😅
今回、刺されるととっても痛い『イラガ』の駆除と、刺されてしまった時の応急処置について調べ、実践したので書いておこうと思います。
『イラガ』って、どんな虫?
イラガは、チョウ目イラガ科の蛾(が)の一種です。
漢字で書くと『刺蛾』と書くことからも分かるように、刺す蛾です。
幼虫期、明るいグリーンの体に多くのトゲを持っていて、そのトゲが毒針なため、刺されると、電気が走るような激しい痛みを伴います。
ただ、毒棘を持っているのは幼虫期で、成虫になったイラガには毒はありません。
地域によって、いろいろな呼び名があり、
「蜂熊」「オキクサン」「シバムシ」「キントキ」「デンキムシ」「ヤツガシラ」「オコゼ」
などと呼ばれているようです。
刺されてしまった時の応急処置
①水で洗い流す
刺されるとびっくりして、反射的に掻いてしまいますが、むやみに掻くと、トゲが皮膚に入り込んで、症状を悪化させたり、長引かせてしまいます。
近くに水道がある場合は、まずは流水でしっかり毒棘を洗い流します。
②ガムテープなどでトゲを取る
水で洗っても取り切れないトゲもあるので、ガムテープなどの粘着テープを使って、トゲを除去します。
肉眼でトゲが見える場合は、毛抜きを使うのもいいです。
子どもの刺された患部を見ると細い茶色いトゲが見えたので、テープで取れない分は、毛抜きで取りました。
③虫刺され薬(抗ヒスタミン薬)を塗る
抗ヒスタミン含有の虫刺され薬を塗っておきます。
不意の虫刺されに、ご家庭に一本あると安心ですね。
園芸作業をよくされる方、アウトドアされる方は、『毒虫』用のムヒアルファEXがあるとさらに安心!
一応、生後6か月の赤ちゃんから使えるようですよ。
すぐに調べて①~③の対処法をしたため、保育園に行って、夕方お迎えに行くころにはすっかり赤みも消え、痛みもなくなっていたようで安心しました☺
イラガの駆除
お恥ずかしながら、ミカンを植樹してから5年間、今までほとんどお手入れらしいお手入れをしてこなかったミカンの木。
そういえば、去年も毛虫がついているのを見かけた気がするのですが、果樹用の殺虫剤スプレーをテキトーに数回吹きかけた程度でした。
そのため、去年成虫となったイラガが今年、卵を産み付け、幼虫が大量発生してしまったものと思われます。
ある程度こまめなお手入れは必要ですね😂
ひとまず、これ以上イラガ被害にあわないように、当店のスタッフに聞きながら、自分で調べながら駆除しました。
①手袋・長袖・長ズボン・スニーカー・マスク・ゴーグルを装着
イラガは、葉の裏の目立たないところにいます。
まずは、触ってしまわないように、手袋、長袖、長ズボン、スニーカーで完全に皮膚を覆う服装で作業しましょう。
また、殺虫剤を使う場合は、吸い込んだり、目に入ったりを防ぐため、マスク、ゴーグルやメガネをしておきましょう。
②果樹に使える殺虫剤を吹きかける
とりあえず、果樹にも使える殺虫剤を吹きかけました。
今回使用したのはこちら。
希釈不要のスプレータイプなので、そのまま吹きかければOKで、初心者にも扱いやすいです。
こちらも人気商品。
③虫被害にあった枝は、枝から切り落とす
虫被害にあって食い散らかされてしまった枝は切り落としておきます。
また、枝葉が密集していて風通しが悪くなっていると、生育も悪くなりますし、そこに虫が大量発生してしまうので、不要な枝はついでに剪定しておきましょう。
④熱湯に入れて駆除することもできる
毛虫の毒はタンパク質なので、50度以上の熱で無毒化されるようです!
殺虫剤を使いたくない方にも有効な駆除方法ですね。
私は、あまりにもびっしり大量発生していたイラガが気持ち悪くて、まず、果樹用の殺虫剤を吹きかけて弱らせてから、鉢の受け皿に熱湯を入れて、その中にイラガのいる葉っぱごとうまく落とす。という方法を取りました。
そして、駆除したイラガがこちら!!
※イラガの大量写真ありますので、苦手な人は高速スクロールしてください!
↓ ↓
小さな幼虫も含めたら、50匹ぐらいはいたんじゃないか!?という具合でした😱😱😱
熱湯に入れた途端にくねくねして動かなくなったので、効果抜群でした。
駆除したイラガは、二重にしたビニール袋に入れて、剪定した不要枝と一緒に燃えるゴミで出しました。
こちらのはさみを使用しました。
細かな葉などを切るには扱いやすくておすすめです。
繭も見つけたら、事前に駆除
今回、駆除作業をしていたら、繭も発見!
こんなかんじの、丸い、木のコブのようなかたちのものがイラガの繭になります。
繭から蛾が羽化してしまうと、卵を産み付けて、また翌年幼虫が大発生!!ということにもなりかねません・・・
繭を見つけたら、ナイフなどの刃物で削り取っておきましょう。
私は、上記で紹介した剪定はさみで挟んで、少し力を入れたら取れました。
まとめ:やっぱり庭木はある程度こまめなお手入れが必要
以上、刺されるととっても痛いイラガの駆除と、刺されてしまった時の応急処置についてでした。
今まで、ほったらかしにしていたミカンの木。
ミカンの木は、比較的育てやすく、食べられる実が成るので、庭木に人気な木ですが、やはり、どんな木もほとんどお手入れせずに済む。という木はないな。と感じた今回の一件でした😅
どんな木でも、良い状態を保ち、安全に楽しむためには、ある程度の頻度で剪定をしたり、消毒をしたり・・・そういったお手入れは必要になってきますね。
ご自身で庭木のお手入れをされるのが難しい場合は、お庭のお手入れ専門店のニワナショナルへご相談下さい😉
一般のご家庭の庭木数本からご依頼受け付けております💁♀️