庭の松が丸坊主に?マツカレハ(松毛虫)の被害と今すぐできる対策
公開日
お庭や公園、街路樹としてもよく見かけるアカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ🌲。
そんな松の葉を一気に食い荒らしてしまう害虫が 「マツカレハ」 です。
幼虫は「松毛虫(まつけむし)」とも呼ばれ、ふさふさとした毛に覆われていますが、見た目に反してとても食欲旺盛🪱💦。
発生時期や活動サイクルを知っておかないと、気づかないうちに葉がスカスカになり、景観が大きく損なわれてしまいます。
この記事では、マツカレハの発生サイクル・被害の特徴・予防法をわかりやすく解説します。
大切な松を守るために、ぜひ参考にしてください🌿
🌲マツカレハとは?
マツカレハは、古くから松林に大きな被害をもたらしてきた森林害虫。
近年では、公園樹・街路樹・庭園木など、私たちの身近な場所でも被害が目立つようになっています。
幼虫は一般的に「松毛虫(まつけむし)」と呼ばれ、アカマツ・クロマツ・ゴヨウマツの葉を食い荒らす厄介者です。
🍂マツカレハの発生サイクル
年1回発生型
- 成虫の発生時期:7〜8月頃
- 産卵時期:7月中旬〜8月中旬
- 幼虫の活動:ふ化から11月まで葉を食害
- 越冬:地上に投下して樹皮の裂け目や落葉下で冬眠(暖地では樹上の葉の付け根で越冬)
- 翌春の活動:3〜4月に再び葉を食害し、6〜7月に黄褐色の繭を作って羽化
年2回発生型(団地や都市部で多い)
- 第1世代成虫:6月頃に発生
- 夏の間に1世代を過ごす
- 第2世代:年1回発生型と同じく越冬し、翌春に活動
🔍被害の特徴
- 松の葉が部分的にスカスカになる
- 被害が進むと葉が枯れ落ち、景観が損なわれる
- 放置すると翌年も被害が拡大しやすい
🛡マツカレハの防除方法
-
幼虫の発生時期に殺虫剤散布
幼虫が若いうちに行うと効果的です💨。 -
微生物殺虫剤の活用
マツカレハには天敵となる微生物もおり、それを利用した殺虫剤も市販されています。 -
天敵保護
こも(木の幹に巻くワラ)内にはクモやサシガメなどの天敵が一緒に越冬する場合があります。
無闇に殺さず、天敵を守ることも大切です🕷。
🌿まとめ|マツを元気に保つために
マツカレハは見た目は小さな虫ですが、放っておくと大切な松の葉を食い尽くしてしまいます。
発生サイクルを知り、適切な時期に防除することが被害を最小限に抑えるカギです🔑。
ニワナショナルでは、松の健康診断から害虫防除まで対応しています。
「松の葉が減ってきた…」と感じたら、早めにご相談ください📞😊