胃腸の調子を整え、エネルギーチャージ!大根の持つパワー
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仕事のパフォーマンスを保つためにも体調を整えたいですよね。
そんなときにおすすめの野菜がおでんにも欠かせない「大根」です。
また大根の葉も栄養豊富なのでぜひ取り入れたいところ。
今回は、大根の栄養と期待できる効果や活用法についてご紹介します。
大根の歴史
大根の原産地は、地中海沿岸や中東。古代エジプト時代には、すでにピラミッド建設の労働者の食料であったという記録も残っているようです。日本においては弥生時代まで中国から伝わり、江戸時代に全国各地で栽培されるようになりました。大根の葉は春の七草のひとつにもあるように、古くから食べられてきました。現在では家庭料理に欠かせない野菜のひとつではないでしょうか。特に冬は鍋料理やおでんに使われています。
- 北海道
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- 青森
大根の健康効果
大根に含まれる栄養素
・ビタミンC
・葉酸
・カリウム
・食物繊維
免疫効果UP
大根に含まれる代表的な栄養素はビタミンCです。ビタミンCは、免疫機能を高める効果があるので、体調を崩しやすい季節には特に意識して摂取したい栄養素のひとつ。大根の皮の部分に多く含まれているので、よく洗って皮ごと調理するのがおすすめです。
美容効果
ビタミンCはコラーゲンの生成に関わる栄養素なので、美容効果も期待できます✨
貧血・動脈硬化予防
ビタミンB群のひとつである葉酸は、貧血や動脈硬化の予防も期待されています。
むくみ改善
カリウムは体内の過剰なナトリウムや水分を排出してくれます。大根にはカリウムが豊富に含まれているので、高血圧の予防やむくみの解消も期待できます。
便秘解消
便秘解消に欠かせないのが食物繊維ですが、大根には食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあるので、便秘にお悩みの方は積極的に摂取したい野菜のひとつです。また血糖値上昇の抑制やコレステロール濃度の低下といった効果も◎
消化促進
食事に大根おろしを取り入れると消化を促進する効果が期待されます。大根に含まれるアミラーゼは、でんぷんを分解してくれるので、胃もたれ予防にも◎また、リパーゼという消化酵素は脂肪を分解する働きがあるので脂っこい料理と大根おろしを食べると、胃もたれや胸やけ予防にも◎二日酔いの緩和にもよいとされています🍺
がん予防
大根おろしを食べると辛さを感じると思いますが、それは「イソチオシアネート」という辛み成分が含まれているからです。このイソチオシアネートは、抗酸化作用があります。体が酸化する一因である活性酸素の働きを抑制させるので、動脈硬化の予防も期待されているほど。さらにがんの原因物質を解毒するともいわれており、がん予防にも良いといわれています。
大根の葉の栄養
皆さん、大根の葉は食べていますか?なかなか食べ方が分からない方もいると思いますが、大根の葉には高い栄養価があります!
- β―カロテン…皮膚や粘膜の健康を維持(美肌効果)
- ビタミンK…丈夫な骨作り
- 鉄分
- カルシウム…葉や骨の形成に必要。大根の葉は野菜の中でもトップクラスの含有量を誇ります✨
おすすめの食べ方
・皮ごと
大根の皮には栄養が多く含まれるので、効率的に栄養を摂取したければ皮ごと食べるのがおすすめ。煮物などは皮をむいたほうが味が浸みこみやすいですが、むいた皮は干したり、きんぴらにしたりしていただきましょう🍴
・生で
大根に含まれるビタミンCやアミラーゼは加熱することで失われてしまいます。消化を助けてほしい場合は、大根おろしにして食べるとGood👍時間が経つと成分が消えてしまうので、できればおろした直後に食べるとなおよし!
・干す
切り干し大根など野菜は干すと、野菜の栄養価が凝縮されます。大根の場合100gあたりの食物繊維やカルシウムの含有量は干す前よりも干した大根のほうが多く含まれます。
油で炒める(大根の葉)
大根の葉に含まれるビタミン類は油と一緒に摂取すると吸収率があがることがわかっています。ゴマなど風味のある食材と油で炒めてふりかけにすると食べやすくなりますよ!
まとめ
今回は、大根の栄養と健康効果についてお伝えしてきました。
先日スーパーに行ったら、葉が付いているものと付いていないものが同じ値段で売られていました。大根の葉は栄養も豊富なので、同じ値段なら葉が付いている大根のほうが経済的にも嬉しいですよね。大根は冷凍保存も可能なので、上手く活用して栄養を摂取しましょう。胃腸の調子が悪いと仕事のパフォーマンスも下がってしまいます。大根を食生活に取り入れて、胃腸の調子を整えてみませんか?