リーダーの素質は声で決まる?!あなたの上司は美声ですか?
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あなたは自分の仕事のどんなところが好きですか?もしくは嫌いですか?
英国と米国の従業員35,000人を対象に、仕事の満足度を調査したデータがあります。
上のグラフでは、給与や仕事そのもの、あるいは業種や分野よりも、上司のスキルが仕事の満足度にはるかに大きな影響を与えていることがわかりました。
この調査ではさらに、上司が部下と同じ業務をこなせる能力があると、従業員の満足度が高まることがわかりました。
上司が自分でキャリアを築き上げた経験がある場合、従業員の満足度はさらに高くなり、技術的なスキルを持つ上司は、部下の仕事への理解が深く、より効果的に指導や評価ができるため、従業員の幸福度が向上するようです。
あなたの上司はいかがですか…?🤭
職場環境は人間関係に左右されることも多いですが、人望が厚くて仕事もバリバリこなせる上司が自分の上司だったら、毎日の仕事にもやる気が出ますね。
今回は、上司(リーダー)の素質に必要不可欠な要素が実はもう1つある!という話題を紹介します。
カリスマ性に関わる要素、それは“声”!
フランスのビジネススクールでインタビューした365人(経営者、教授、スタッフ)の89%にとって、カリスマ性は声に一部関連していることがわかりました。
回答者の1/3は、その人のカリスマ性の約40%は声で説明できると考え、別の1/3は、声が自然な優位性の最大60%を説明できると回答しました。
昇進の評価基準に声の良さは当てはまりませんが、私たちの潜在意識では、声の質は無意識のうちに重要視され、ビジネスの世界でも「良い声」が信頼性や能力など、リーダーシップに影響を与えることが明らかになっています。
◇ ◇ ◇
また、上司の一声でその場に緊張が走ったり、逆に緊張が解けた、なんていう経験はありませんか?
リーダーの声は、社内でのトラブルや衝突を収めるためにも非常に重要です。
リーダーは声のトーンや話し方を工夫して、緊張を和らげたり、喝を入れたり、チームをまとめる力を持っています。
これは政治家の場合も同様で、声のトーンが選挙の結果に影響を与えることが研究で示されています。
声が低く、力強いと、信頼感やリーダーシップを感じさせ、選挙において有利になることが多いのだそうです。
一部のリーダーたちの間では、言語療法士をつけて自分の声や話し方をトレーニングに勤しむ人もいるのだとか🎤
上司はおしゃべり好き?
米国と英国の研究者が世界中の数千人のCEOのスケジュールを調査した結果、CEOはほとんどの時間をおしゃべりに費やしていることがわかりました。
CEOやリーダーたちの仕事の多くは「話すこと」です。
多くのリーダーは、意見を求められることが多く、自分の考えやビジョンを他人に伝えるために頻繁に話をしています。
あるCEOは声を使いすぎて一時的に声が出なくなった経験を持っています。
話すのを休むのと、声を出す喉を休ませるために週末の休日は重要と語るCEOもいるほどです😅
おわりに
リーダーの声の印象が弱いと、なんとなく頼りないと感じてしまいますよね。
リーダーシップを発揮するためには、しっかりとした声が必要なんですね。
ちなみに、逆に上司が嫌がる部下の声や話し方は以下だそうです。
・しわがれた声
・小さすぎる声量でおずおずと話す
・極端なボイスコーチングの結果、洗練されすぎた声
・フレンドリーを装い、会話の中で上司のファーストネームを何度も繰り返す
・よそよそしく、冷たい声
・俗物的な話し方
・高すぎる声
・まるで暗唱や暗記したかのような人間味のない声と話し方
私たちもボイストレーニングした方が良さそう…?笑。