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雑草対策(防草対策)に効果的な10の方法とメリット・デメリット

公開日 2020/10/01 更新日

「庭付き一戸建て」

には憧れるけど・・・・

入居してしばらくすると、そのお庭の管理が思っていたより大変だったということに気がつく方も多いかと思います💦

 

特に、土の部分から生えてくる雑草・・

夏場は、2週間に1回草取りをしないとすぐに生えてくる・・

隣の家との間になる狭い場所は草取りが大変・・・

 

今回は、そんなやっかいで大変な草取りをラクにする雑草対策(防草対策)の種類とそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。

 

雑草は光を遮ることで防止できる!

当然ながら雑草も植物なので、光合成ができなければ成長することができません。

ということは、光を遮断することができれば、雑草も生えなくなるということになります。

 

雑草を防止するには、下記のような方法があります。

 

防草シート

防草シートは、光を遮断できる織布または不織布の特殊なシートです。

素材は、ポリエステル、ポリプロピレンなどです。

このシートを土の上に敷いておけば、光を通さないため雑草が育たず雑草防止効果があります。

光は通しませんが、透水性・通気性はありますので、庭が一面水溜まりになるというような心配はありません。

 

防草シートのメリット

  • 比較的安価
  • DIY初心者でも施工可能
  • 日当たり関係なく敷ける
  • 家の周りの狭い場所にもOK
  • 砂利や人工芝と組み合わせると尚良

防草シートのデメリット

  • 耐用年数はむき出しのままだと3~4年
    (上に砂利などを敷けば半永久的に使える)
  • シートの質・防草効果はピンキリ
  • 防草シートのままだと強風対策が必要
  • シートの継ぎ目からは雑草が生えてくる

 

砂利や人工芝などの他の対策と組み合わせると、見栄えも良くGOODです!

空き地や空き家の防草対策としてであれば、防草シート単体でも良いです。

ただし、シートだけ敷く場合は強風対策必須となります。

 

当店での防草シート張り料金:2,200円/㎡ ~
 ※整地代別途:2,200円/㎡ ~

 

砕石・砂利

土の上に砕石や砂利を敷く方法。

砕石と砂利の違いは、

砕石は角が尖っているもの、砂利は角に丸みのある石粒も含まれているものです。

 

土の上から小さな石を敷き詰めることで、光を遮断して雑草を生えにくくします。

ただし、土の上に砂利を敷いただけだと、石粒と石粒の間には光が入りますので、雑草は生えてきます。

 

砕石・砂利の下に防草シートを敷くことで、光をしっかりと遮断し、また砂利がシートの重石にもなるので、防草シートの効果も半永久的に使用できるようになります。

経年劣化により、際の部分などに雑草が生えてくることもありますが、対策していないお庭と比べると雑草が生えてくる量が全く違うため、格段に草取り作業はラクになります。

 

砕石・砂利のメリット

  • 安価
  • メンテナンス不要
  • DIY初心者でも施工可能
  • 日当たり関係なく敷ける
  • 家の周りの狭い場所にもOK
  • 光が反射して家が明るく見える
  • 下に防草シートを敷くことで防草効果UP
  • 水溜まりが出来にくくなる
  • 上を歩くと音が鳴るので防犯対策の一つとして

砕石・砂利のデメリット

  • 処分する場合、処分場所が限られる
    (※自治体での引き取りをやっているところはほとんどない。処分業者に依頼する。)
  • 広い場所に敷くと単調なイメージになりがち
  • 砂利の上は歩きにくい
  • 小さな子どもが砂利遊びする

 

家の周りの狭い場所(草取りのしづらい場所)に砂利を敷いておくと、防犯対策にもなるので最適です。

また、その他の防草対策と比べて一番安く出来るので、見た目の問題やお庭を利用する頻度など以上にとにかく安く、雑草の生えない庭にしたい場合にGOOD!

小さなお子さんがいる場合は、結構、砂利遊びをする子が多く、散らばった砂利掃除が大変💦

(わが家で経験済み(笑))

一面砂利よりも人工芝などの方がおすすめです。

 

当店での砂利敷き料金:2,200円/㎡ ~

※整地代、防草シート張り別途

 

人工芝

人工芝は、ポリエチレン・ポリプロピレンといった素材を使い、芝生を模した人工的につくられたシート。

一昔前までは、真緑で「いかにも人工芝」といったものが多かったのですが、最近は遠目では本物の芝生と見間違えるほどリアルな人工芝も多く出ています。

 

お手入れが大変だからといって、お庭一面砂利敷きにしたり、コンクリートを張ってしまうのは無機質で単調なイメージになってしまいます。

 

そこで最近とても人気なのが人工芝!

本物の芝生のようなグリーンが広がるお庭になりますが、人工物ですので芝刈りなどのお手入れは不要です。

 

人工芝のメリット

  • DIY初心者でも施工可能
  • 日当たり関係なく敷ける
  • グリーンの広がるお庭が実現できる
  • お子さんの遊び場にGOOD
  • 下に防草シートを敷くことで防草効果UP

人工芝のデメリット

  • 寿命は5~10年程度
  • 質・価格がピンキリ
  • 火気厳禁
  • 日当たりが良すぎる場所だと熱くなる
  • 落ち葉や小石が取り除きにくく、掃除が面倒
  • ペットがいる場合は排泄物のにおいがついてしまうことも
    (ドッグラン用の防臭効果の高い人工芝も取り扱いあります)

 

特別なお手入れは不要ですが、泥汚れやどこからか飛んできた落ち葉、ゴミなどの掃除は必要です。

泥や砂汚れをそのままにしておくと、目詰まりを起こして水はけが悪くなります。

また、食べ物や飲み物、ペットの糞尿が落ちてしまった場合は出来るだけ早く取り除き、水拭きをしておきます。

毛先が寝てきたらデッキブラシなどを使って、毛を立たせてあげます。

 

芝刈り作業不要でグリーンのキレイなお庭になるので、小さなお子様のいるご家庭に人気

 

ただし、人工芝の場合は火気が使えません。

(火の粉が落ちると焦げて穴が空いてしまいます。そうなると張替えも大変。)

お庭でバーベキューなどをされたい場合は、一部分タイル敷きにしたりの工夫が必要です。

 

また、日当たりの良すぎる場所や真夏だと熱を吸収してしまい、素足では歩けないほどになりますので、真夏のプールなどは要注意です。

上に日よけのシェードなどを設置するなどの対策が必要です。

 

ペットのいるご家庭では、ペットの足への負担軽減になるためドッグランスペースに人工芝を使われることもあるかと思います。

ただ、通常の人工芝ではにおいが気になるかと思います。

そういった場合は、ドッグラン用の消臭効果の高い人工芝もございますのでご相談下さい。

 

当店での人工芝作業料金:5,500円/㎡ ~

 ※整地、防草シート代は別途

 

固まる土

固まる土は、セメントや真砂土などを混ぜ合わせたもので、土のように見えるコンクリートのようなものです。

土の風合いを出しながら、しっかりと固まり光を通さないため防草効果があります。(透水性有ります)

 

固まる土のメリット

  • しっかりと防草対策できる
  • 土の風合いがよい
  • DIY初心者でもある程度施工可能
  • 平らなので歩きやすい。掃除もラク。
  • 水たまりにならない
  • 靴が汚れない

固まる土のデメリット

  • 費用が高め
  • 寿命は5~10年程度
  • 日当たりの悪い場所だとコケが生える事がある
  • 経年劣化すると見た目が悪くなる
    (ボロボロ剥がれたり、割れたりする)※修復可能)

 

コンクリート施工に比べて、固まる土は施工が容易です。

 

他の雑草対策を比べると、費用が少し高めなため、

  • 家の周りの狭い場所
  • 頻繁に植え替えをしないような植栽スペース
  • 駐輪スペースにしたい場所

などに部分的に利用される方が多いです。

 

よく人が通る場所だと劣化が早いため、飛び石などを併用すると持ちが良くなります。

 

当店での固まる土作業料金:8,800円/㎡ ~

 ※整地代別途

 

瓦チップ

廃瓦を砕いたリサイクル素材。

赤茶色の瓦色がオシャレに見えます。

砂利や砕石と同様の防草効果があります。

 

瓦チップのメリット

  • 安価
  • リサイクル素材で環境にやさしい
  • オシャレに見える

瓦チップのデメリット

  • 歩きにくい
  • 靴の裏に瓦が刺さる
  • 落ち葉の掃除が面倒

 

家の周りの狭い場所やあまり歩かないようなスペース、植栽スペースや花壇などの防草対策にGOOD!

 

瓦チップが靴裏に刺さったりして歩きにくいため、よく歩くような場所、広い面積に敷くのはおすすめしません。

もし面積の広い場所に敷く場合は、平板などを利用してステップや歩道をつくったりすると良いです。

 

当店での瓦チップ敷き料金:対応可能・料金は要相談

 

ウッドチップ・バークチップ

ウッドチップは木材を細かく砕いたもの、バークチップは松などの樹皮を使用したものになります。

植栽スペースや花壇などのアクセントやドッグランによく使用されます。

 

ウッドチップ・バークチップのメリット

  • 自然素材で環境にやさしい
  • オシャレに見える
  • 植物の根の保護・保温
  • 土壌改良効果がある

ウッドチップ・バークチップのデメリット

  • 歩きにくい
  • 軽くて強風で散らばることもある
  • 落ち葉の掃除が面倒
  • 日陰だとカビが生えやすい
  • ナメクジやダンゴムシがつきやすい

 

植栽スペースや花壇などの防草対策に。

ウッドチップも歩きにくかったり、強風で散らばったりするデメリットがあるため、広い面積に全面的に敷くよりも、一部分のアクセントとして使うとGOOD!

 

また、日当たりが悪い場所だとカビが生えたり、虫がわいたりするため、風通しが良い場所の方がよいです。

花壇や植栽スペースの雑草対策に使用すると、土の乾燥を防ぐため植物の根の乾燥を防げます。

土がふかふかな状態を保ってくれるため、土壌改良剤的な効果も得られるので最適です。

 

当店でのウッドチップ・バークチップ敷き料金:対応可能・料金は要相談

 

コンクリート

コンクリートは、砂・砂利・水などをセメントで固めたもの。

一般住宅では、駐車場スペースなどによく利用されています。

 

コンクリートのメリット

  • コンクリートを敷いた場所は確実に雑草が生えない
  • 平らなので歩きやすい
  • 耐久性がある
  • 掃除がしやすい
  • 駐車・駐輪スペースにベスト

コンクリートのデメリット

  • DIYは難しいため専門業者に依頼する必要がある
  • 費用がかかる
  • 処分する場合も業者に依頼が必要

 

防草対策の中では一番防草効果が高い&耐久性のあるコンクリートですが、ご自身での作業は難しいため、外構工事業者に依頼する必要があります。

 

素人の方がコンクリート敷きを行っている動画やブログも出てくるため、絶対に不可能な作業ではありませんが、道具の準備や水平、勾配をつけて均す作業が難しいため、やめておいた方が無難です・・・

失敗したらやり直しも大変です。

 

また、お庭全面をコンクリート敷きにすると少し無機質な印象になってしまうため、駐車場や駐輪スペースなど部分的に敷く方が多いです。

 

当店でのコンクリート作業料金:協力会社にて対応可能・料金要相談

 

タイル・サークルストーン

タイルは陶磁器やコンクリート、大理石などの板。

お庭では、タイルデッキやサークルストーン、歩行スペースの飛び石などに利用されます。

 

タイル・サークルストーンのメリット

  • タイルを敷いた場所には草が生えない
  • 平らなので歩きやすい
  • 掃除がしやすい
  • 耐久性がある
  • 乱張りやデザイン性のあるタイルもある

タイル・サークルストーンのデメリット

  • DIYは少し難しい
  • 費用が高め
  • 転ぶと固いので痛い

 

タイルもコンクリート同様、防草効果が高いものになりますが、固めるためにモルタルを使う場合も多いためDIYは少し難しいです。

 

置くだけの簡易的なものであればジョイントタイルなどを利用すると、DIYも簡単です。

 

費用は他の防草対策と比べるとコンクリート敷き同様高いため、お庭の全面をタイル敷きにするというよりも、タイルデッキにしたり、バーベキュースペースのみタイル敷きにしたり、一部分のアクセントとして施工すると良いと思います。

 

当店でのタイル作業料金:協力会社にて対応可能・料金要相談

 

天然芝

天然芝は根をびっしりと張りますので、雑草は生えにくくなります。

天然芝のお手入れは必要にはなりますが、土のままの状態よりも格段に雑草の生える量が減り、結果的に雑草防止対策のひとつとなります。

 

ただし上記の防草対策と違う点が、植物なので草丈が伸びてきます。

春夏は成長が活発なので、GW頃から2~3週間程度は芝刈りをしないと綺麗な状態を保てません。

 

また、雑草が全く生えなくなるということではありません。

芝の間から雑草は生えてきますので、その草取りは必要です。

放置すると芝生が雑草に負けて、雑草のお庭になってしまいますので定期的なお手入れは必要です。

 

当店では一般的な高麗芝を草丈が伸びにくくお手入れがラクなように改良した「TM9(ティーエムナイン)」という芝生も取り扱いございます。

価格はホームセンターで売られている一般的な高麗芝の3倍程度しますが、高麗芝の場合2~3週間に1度芝刈りが必要な真夏でも、TM9であれば月1回程度でOKです。

天然芝の良さとお手入れのラクさを兼ね備えた芝生なので、最近大人気です。

 

天然芝のメリット

  • 費用が安め
  • 天然芝の良さ
  • 四季を味わえる
  • お庭遊びにも最適

天然芝のデメリット

  • 芝刈り、草取り、水やりなどのお手入れが必要
  • 自然物なため虫なども発生する
  • 土壌や日当たりが良くない場所だと育ちにくい

 

当店での芝張り料金:TM9 3,300円/㎡ ~  高麗芝 2,200円/㎡ ~

 ※整地、目土入れは別途

 

グランドカバープランツ

芝生と同様になりますが、地面を覆うように生える植物を雑草対策として活用することも可能です。

小花を咲かせる植物もあり、芝生よりも華やかな印象になります。

 

グランドカバーには、

  • 芝桜
  • イワダレソウ
  • 多肉植物(セダム)
  • クローバー
  • ツルニチソウ
  • クリーピングタイム

などがよく使われます。

 

グランドカバープランツのメリット

  • 本物の植物なので自然な仕上がりになる
  • 安価
  • 寿命が長い
  • 成長スピードが速い
  • 小花を咲かせるものなどもあり華やかになる
  • 芝生のように縦に伸びないのでお手入れがラク
  • 踏みつけにも強いので、普通に上を歩ける

グランドカバープランツのデメリット

  • 年数回の草刈りお手入れは必要
  • どんどん横に伸びていく
  • 虫がつく
  • 小花にミツバチが寄ってくる植物もある
  • 土壌や日当たりが良くない場所だと育たない

 

芝生と違い小花を咲かせる植物もあり、よりお庭づくりを楽しまれたい方に好まれます。

どの植物も踏みつけに強い植物なので、上を歩くことも可能です。

公園などでも芝生と組み合わせて植えられていることをよく見かけるかと思います。

 

当店でのグランドカバー料金:対応可能・料金要相談

ご要望・ご予算に合わせて作業お伺いします!

以上、防草対策(雑草対策)の種類とそれぞれのメリット・デメリットについてでした。

ご紹介したように様々な防草対策の種類があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、適所に合わせて対策をされるといいかなと思います。

 

ニワナショナルは、埼玉県上尾市にあるお庭のお手入れ専門店です!

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