バラの花数が少なくて綺麗なアーチにならない!それ、誘引の仕方間違えていませんか?
公開日 2020/01/20
更新日
こんにちは。ニワナショナル広報担当です。
最近の作業報告ブログでも度々書いていますが、春にバラの花をキレイに咲かせるためには、冬の間のお手入れ(剪定、誘引、寒肥)がとっても大事!!
先日、当店のフラワー担当がバラの誘引のコツについて教えてくれたので、お伝えしたいと思います。
綺麗なバラの花のアーチにならない・・・それ、誘引が間違っていませんか?
先日、駐車場に大きめなアーチを設置し、バラの花を植えたものの、
てっぺんにしか花が咲かず、綺麗なバラの花のアーチにならない。
とお困りでお問い合わせいただいた作業。
フラワー担当がお伺いしてみると・・・
「枝が直立の状態で誘引されている!!
そりゃ、てっぺんにしか花が咲かないわけだわ。。。」
とのこと。
これが、どういうことかというと、このような状態・・・
え?何がいけないの?? アーチに沿って誘引しちゃダメなの??
と、初心者である私も思ってしまったのですが、バラの誘引にはコツがあり、誘引の仕方によって、春に咲く花数が大きく変わってくるそうなのです!
つるバラは枝の先端に花が付くので、『横に』誘引すべし!
つるバラというのは、枝の先端にしか花が付かないそうなのです。
そのため、主枝を縦に誘引してしまうと、側枝も上に向かって伸びてきて花を付けるので、結局、上部にばかり花がたまってしまい、また、下の方は花の付いていないトゲだけの枝になってしまうのです・・・
なので、つるバラを誘引する場合は、お花を広げたい部分いっぱいに『横に』『S字に』誘引するのが正解!
下手な絵で申し訳ありませんが図解すると・・・
主枝を横に倒すように誘引することによって、側枝が上に向かって伸びてきて花を付けるのだそう。
なので、アーチの上部にお花が溜まらず、側面部分にもしっかりとお花が咲く&花数も増えるのだそうです!
『横に』『S字に』誘引するとこうなる
以上を踏まえた上で、今回の作業はこのようになりました。
すでに主枝が固く、横に誘引できない枝もありましたが、出来る限り横に広がるように誘引しました😉
このようなアーチの場合もS字に誘引。
お花のアーチにしたい場合は、両側に苗を植える
また、お花のアーチを作りたい場合、つるバラというのはてっぺんにまでしか伸びない(=下方向には枝が伸びない)ため、両方向から枝を伸ばすように、両側に苗を植えます。
上記のお客様も、アーチにしたいのに、片側にしかバラが植えられていない状態だったため、今回、プランターでバラ苗を2基設置しました。
まとめ:つるバラの誘引は、枝を横に、S字に!
以上、つるバラを誘引する時のコツでした😉
バラが好きな方の間ではこの『横に』『S字に』誘引するのは常識のようなことなのですが、何も知らない一般人には意外と横に、S字に誘引するという発想はなかったりします。。。
(私も知らなかったです。知らなかったら、縦に誘引してるかも!)
例えば、トマトなどの野菜は縦に、縦に伸びるように支柱をたてますよね?
一般的に、縦方向に伸びるように誘引する植物が多いので、つるバラの
- 枝が上に向かって伸びる
- 枝の先端にしか花が咲かない
という特徴を知らないと横に誘引という発想は出ないのかもしれません。
つるバラ育て始めたけど・・・綺麗なお花のアーチにならない!!
こんな方は、誘引の仕方について見直してみてくださいね😉
先日、お伺いした上記のバラの誘引のお客様のところも、
これで確実に春にお花のアーチが出来るはず💪
と、フラワー担当が自信をもって言っておりましたので(笑)
当店でも、春のお客様からのご報告を楽しみにしています☺