棕櫚(シュロ)の伐採/上尾市
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上尾市で、棕櫚(シュロ)の伐採作業にお伺いしました。
シュロは、幹が繊維質の樹皮に覆われ、先に熊手状の葉をつけるヤシ目ヤシ科シュロ属の木です。
みなさんも、こんな木がお庭に生えているのをみたことありませんか?
何十年か前に庭木としてこのシュロを植えることが流行ったようで、今でも、築30~40年程経っているような家のお庭に植えられているのをよく見かけます。
ヤシの木のような南国風な雰囲気のシュロですが、実は主な生息地は中国や日本といったアジア圏なのです。
そのため、最近では、ヤシの木のような南国風な出で立ちでありながら、日本の気候でも育ちやすいため、南国風やカリフォルニア風のお庭にしたいという方が、新規でシュロを植樹されることも増えてきています🏝
しかし、シュロの木は繁殖力が強めなため、どこからか種が飛んできて、雑木として敷地の片隅や畑にポツンと生えていることもあったりします。
また、この「シュロの伐採」というのが大変なんです!
樹皮は、ほうきやシュロ縄などにも使われる繊維質。
そのままチェーンソーを使って木を切り倒そうとすると、その繊維質が刃に絡まってうまく切れません。
ある程度その繊維質で覆われた樹皮を剥いでから、チェーンソーで作業をしなくてはなりません。
また、幹は水分を多く含んでいるので、他の樹木よりもかなりずっしりとしていて、切り倒した幹を運ぶのも大変・・・
周辺にある程度のスペースがないと切り落とせませんし、背の高くなったシュロを伐採する際は、クレーン車などの作業車を使わなければいけない程の大仕事になるのです😂
今回のシュロの木は5mほどの高さだったため、2人でお伺いし、慎重に伐採してきました!
狭い場所に生えて、いつの間にか5mの高さにまで成長してしまったシュロ。
ご依頼主様宅のお隣にある会社にお声がけし、敷地を少しお借りして伐採したシュロを運びました😅
南国風な雰囲気が素敵なシュロ。
横には広がらないものの、どんどん縦に伸びる木で、処分する場合は一苦労・・・
水分をたっぷり含んだ幹と繊維質の樹皮は、発生材処分料もお高めなのです・・・
もし、庭木として植えられる場合は、大きくなった場合を考えて、広めな場所を選んで植えられることをおすすめいたします‼
また、シュロの伐採をご希望の場合は、背が高くなればなるほど手間も料金も掛かりますので、処分をお考えのシュロがありましたら、お早めにご相談下さい😆💦